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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

お客さま

夫が倒れてもう6年が過ぎた。

言葉を失ってしまったにもかかわらず、今もなお元気だったころと変わりなく夫に会いに来てくれる友人が何人かいる。

今日はその中の一人、Kさんが来てくれた。

 

Kさんはお酒が大好きな人。年を取ったので最近では飲む量はかなり減ったようだけれど、それでも私の中ではかなりの呑兵衛だ。だから、甘いものは食べないと思い込んでいた。それが夫が倒れてからは遊びに来てくれる度にお団子やら大福やら夏にはアイスクリームを持ってきてくれる。だから最近ではイメージがだいぶ変わってきた。

 

今日も「いっしょにお団子食べよう!!」と、地元和菓子屋さんの草団子を持ってきてくれた。

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 食べてしまった後なので写真は一つしかないけれど、実際には一人二本づつ。 

 

私はお茶を入れるだけ。いただいた草団子を食べながら次から次へと会話が弾み、いつもながらとっても楽しいひと時を過ごすことができる。夫にとってはもちろんのことだけれど、私にとってもうれしいお客さまだ。 

 

 こちらは庭のキンカンを食べにくるお客さま。 

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去年はメジロもたくさん来たけれど、今年はみんな素通りして行ってしまう。

私としては、本当はメジロに来てほしいんだけどね。 

 

窓越しなので、1m足らずのところで見ている私に気づきもせず一心不乱に食べている。

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転がるキンカンを追いかけて、あっちを突き、こっちを突き・・・

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この子はまだ子どもだからやっぱりかわいい。 

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「こんなお客さんも悪くはないよね」と言いながら、夫と二人楽しませてもらっている。

日曜日の午前中

日曜日の午前中。

外は冷たい風が吹いているけれど、お日さまの光が差している部屋の中はポカポカ だ。

窓際で夫は車いすに座ったままうとうと・・・

せっかくお茶を入れ、おやつもセットしたというのに、クラシックの名曲集をBGMに熟睡しているようだ。

家の前の公園も今日は人の声もしない静かな日曜日。

 

私はというと、新聞を読み終え、読みかけの本を読み、窓から庭を眺め・・・

いつもだったら庭に目をやれば小鳥たちの姿を見ることができるのだけれど、今日は冷たい風が吹き荒れているせいか鳴き声さえも聞こえない。

やることはたくさんあるのだけれど、のんびりと静かな日曜日の午前中を過ごしている。

 

昨日、来てくれた小鳥ちゃん。

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落ち葉の下の昆虫でも探しているのでしょうか。

写真はないけれど、昨日はシロハラも遊びに来ていた。

「今日も来ないかな・・・」と楽しみに待っているのだけれど・・・

散歩でバードウォッチング

毎年、裏のお宅の梅の花が咲き始めると我が家にもメジロがやってくる。

それが、この冬は昨年の12月ごろから家の前の公園にメジロがたくさんやってくるようになった。そして、いつも我家を素通りして裏のお宅の高い木まで飛んでいく。

 

数日前、裏のお宅の梅がやっと咲き始めた。そうしたら昨日、我家の五色椿の茂みで蜜を吸っているメジロを見つけた。だけど、私の立てるわずかな音にびっくりしたのかあっという間に飛んで行ってしまった。

今日も、洗濯物を干していると、きょろきょろしながら五色椿の蜜を吸っていた。急いでカメラを持ちに行き一枚パチリ。すると、すぐに飛んで行ってしまった。

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追いかけると、裏のお宅の高い木の上でひと鳴き。そして、またすぐに飛んで行った。

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今度は電線の上に。まるでストーカーのようだわね。

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10羽ぐらいの集団でいたけれど、みんな同じようなコースで飛んで行った。

 

今日は我家の辺りでも雪が降るかもしれないという天気予報。そして、空を見上げれば雨なのか雪なのか分からないけれど、今にも降りだしそうなお天気だった。

でも、買い物だけは行かないと・・・

そして、まだ降っていないのならば、予定通り、買い物の帰りに散歩を兼ねてバードウォッチングだ。

 

ここは市民館のある公園。両側が遊歩道になっている。

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歩け、歩け、歩け・・・

ツグミちゃん発見!!

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私が近づいても逃げもせず。

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あっち向いて、こっち向いて・・・

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何か見つけたの?

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おいしい木の実があったのか、しばらく突いていた。

 

今度はセグロセキレイだ。

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こっちではハクセキレイ

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この子たちは早い、早い、早い。徒競走なら断然一番だね。

 

椋ちゃんもたくさんいた。

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あなたはシロちゃんかな。

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もう少し暖かい日だったらベンチに座ってしばらく眺めていたいぐらいだけど、今日は冷たすぎる。そして、残念ながらここまで歩いたところで雨がパラパラ降り始めた。

 

今日はジョウビタキコゲラもいなかったけれど、それでも久しぶりに散歩もできたし、十分楽しめたということにしておこう。

明日の楽しみ

昨日、図書館で予約していた本が市民館に届いたという連絡が入った。なので、今日は市民館へその本を借りに行った。

 

市民館のところから東へ1キロほど遊歩道になった公園がある。この間行った時、そこでジョウビタキツグミに出会えたものだから、今日はカメラを持参し、遊歩道を歩きたいと思って出かけた。それなのに何か行事でもあったのか、2か所ある駐車場はどちらも満車だった。本を借りるだけなら数分あれば用が足りる。路駐もできないところではないけれど、それより数分のことならばと思い、一つだけ空いていた障害者用の駐車スペースに止めさせていただいた。だから、カメラはもたずに車から降り、速足で市民館に向かった。すると、数歩歩いたところに、まあ、まあ、まあ、かわいらしい子がいるではありませんか・・・

急いでカメラを持ちに戻り、パチリ。 

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もっとゆっくり見ていたかったけれど、車いす用の駐車場に止めさせてもらったのではゆっくりもできず、2枚だけ撮って市民館へ。

ほんの数分で戻った時には残念ながらもうそこにはいなかった。仕方がないので諦めて帰ろうと駐車場の入り口まで車を走らせると、またまたかわいい子ちゃんを発見。やっぱり諦めきれず、もうちょっと見ていたいと、2か所あるもう一方の駐車場の方に行ってみた。数分前に満車だったものがすぐに空くわけもなく、やっぱりそちらも満車だった。

市民館までは歩いても片道30分ぐらいの距離。「散歩しながら歩いて来ればよかった」と悔やまれたけれど、路駐して散歩する気にもなれず、今日は諦めることにして市民館を後にした。

 

月曜日・木曜日は食材の買い出しに出かける日だ。

明日は市民館の近くにある私が時々行くスーパーへ行こう。そして、今日は諦めたけれど、明日こそは遊歩道を散歩してこよう。かわいこちゃんたちに出会えることを楽しみにして。

吉田博展へ行ってきた

昨年の7月、Eテレ日曜美術館で「木版画 未踏の頂へ~吉田博の挑戦~」を見た。私は恥ずかしながらその時まで吉田博という人を知らなかった。何でも生誕140年とかで、千葉市美術館をかわきりに各地で展覧会が開催されるよう。その時は郡山市美術館の展覧会場での放送だった。

 

日曜美術館のホームページより

あのダイアナ妃が愛した日本の版画があった!作者は吉田博(ひろし)。もともと水彩画・油彩画で腕をふるっていたが、49歳で木版画の道へ。なぜ?知られざる魅力とは?
水面に写る船の影のゆらめき。山頂に朝日があたる一瞬の光…。ダイアナ妃が執務室の壁にかけていたのが吉田博の木版画。水の流れや光のうつろいを驚くほど繊細に表した。博は大正・昭和に傑作を生んだが、日本ではほとんど知られていない。それはなぜ? 水彩・油彩で才能を発揮していた博は、49歳で木版画を始める。西洋画の微妙な陰影を版画で表現しようという前代未聞の挑戦だった。その超絶技巧を徹底解明、魅力を探る!

 テレビの画面を通して観る作品でさえ、まるで水彩画を観るように素晴らしく、

番組に釘付けになってしまった。

 

あまりに素晴らしかったものだから、観に行けるところはないかと、番組が終わってから巡回場所をネットで調べてみた。すると、郡山の後は今年の2月4日から3月20日まで久留米市美術館。4月29日から6月18日まで上田市立美術館。7月8日から8月27日まで東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館だった。

どこも遠い。だけど、上田だったら駅から徒歩圏内に美術館があるみたいだから行けるかもしれない。それとも新宿か・・・。新宿は一番近いけれど大都会のあの喧騒の中、車いすの夫と中央線に乗る勇気は出てきそうもない。でも行きたい。と思いながら巡回予定を手帳に書いておいた。

 

それなのに、時が経つとあんなに行きたいと思っていたのに忘れかけていた。ところが、この間の日曜美術館は「吉田博」の特別アンコールだった。前回録画しておいた番組は未だ消していないけれど、再度リアルタイムで観る番組は行きたい思いを再燃させた。

 

この間、夫と地元の美術館に行った時、展示を観てから全国各地の展覧会のポスターが貼ってあるところに行くと、なんとそこに「吉田博木版画展」のパンフレットが置いてあるではないか。しかも会場は名古屋ボストン美術館。そして、今まさに会期中。 

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名古屋ボストン美術館は金山総合駅のすぐ隣。ここなら車いすの夫と一緒でも難なく行けそうだ。

パンフレットを見るとMOA美術館所蔵の名作86点を展示と書いてある。全国巡回の展覧会は油彩画や水彩画、スケッチなども展示してあるというから魅力的だけれど、どう考えても遠い。

 

というわけで、昨日、訪問リハビリをお休みにして名古屋ボストン美術館へ行ってきた。

向こうに置いてあったパンフレットはちょっと違ったのでこちらも載せておくことに。

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道中の電車でのこと、昼食やお茶した時のこと、車いすでの外出中に感じたことなどはまたの機会に書くこととして・・・

展覧会は「これが木版画か?・・・」と唸ってしまうほど、素晴らしかった。富士山、グランドキャニオン、ナイアガラの滝、瀬戸内海、光の表現、水の表現、山の表現、木々、建物、それを取り巻く景色・・・どれをとっても水彩画のように柔らかく、繊細かつ優美。そして、どこか懐かしいような郷愁を感じながら、自分自身がその景色の前にたたずんでいるような気さえしてくるだ。

 

これは美術館でいただいたパンフレット。

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左のパンフは3つ折りになっていて、紙も印刷も内容も良い。開いて両面紹介したいぐらいだけれど正面だけ。

 

こちらは購入した絵はがき。

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これが木版画なのだ。 

ミュージアムショップには6種類の絵はがきがあったけれど、購入したのは「瀬戸内海集 光る海」(右)と同じく「瀬戸内海集 帆船 朝」(左)の2種類を2枚づつ。2枚づつ買ったのは使うため。ホント、いいよね。

花を見て、鳥を見て

この間、夫と美術館に行った時、美術館前の広場に6、7人が集まっていた。そのうち二人は超望遠のカメラを三脚にセットし、もう一人は一眼レフカメラを首にかけ、残りの3、4人は通りすがりの人のよう。みんな鳥を見ているのは一目瞭然だった。

 

見ると、たくさんの小鳥が飛び交っていた。そこはレンジャクやシロハラがいるとは聞いていたけれど、私のいたところからではどんな鳥なのかまでは分からなかった。

それで、私も見たくなり、夫に見に行こうと言ってみた。だけど、夫は美術館の中へ入るように手で合図した。元気だったころは一緒に鳥を見に行くこともあったのにと思ったけれど、まあ今度一人で行けばいいかと思い、その時は私が諦めた。

 

 それで昨日、駅まで行く用事があったのでその帰り道、美術館にも寄ってみた。

美術館で市民展の写真と書の部を観た後、この間みんなが見ていたところに行ってみた。だけど、残念ながらそこに小鳥たちはいなかった。ならばと、時間もあったし美術館のある公園内を散歩しながら見て回ることにした。

 

美術館の横手に行くと、なんとマンサクが満開。 

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ここでマンサクが見られるなんてラッキー‼ と、すぐに喜べる単純なわたし。

すると、ざわざわっと鳥たちが羽ばたく音がした。見ると、この間の鳥たちのよう。そして、一羽が地面におりてきた。

みんなが見ていたのはきっとイカルちゃんだったんだ。

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 割と近くに下りたんだけれど、うまく撮れなかったイカルちゃん。

しばらく見惚れていると、他にも知らない小鳥ちゃんがたくさん・・・

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 あなたはだあ~れ? お名前は? 

聞いても答えてくれるわけじゃなし、家に戻って図鑑を調べてみると、体の上面はオリーブ緑色を帯びているし、頬の後方に白い円い斑がある。ビンズイかな・・・

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何にしても小鳥ちゃんはかわいいね。

 

梅もほころび、もう春間近だ。 

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今朝は庭に出ると、電線からかわいい鳴き声が聞こえてきた。

肉眼では分かりにくかったので部屋に戻り、窓から望遠で見るとシジュウカラだった。すぐに飛んで行ってしまったのでうまく撮れなかったけれど、仲良く2羽並んで泊まっていた。かわいいな・・・

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花を見て、鳥を見て、それだけでうれしくなるなんて何と幸せなことでしょうね。

ランチ&お茶、そして楽しいおしゃべり

昨日は夫と一緒に美術館に行った。

「市民展」を観て、「普門寺と国境のほとけ展」を観て、レストランで昼食を食べ、家に戻ると、置き忘れた携帯にうれしいうれしい人から、とってもうれしいメールが入っていた。「・・・・・・明日、予定がありますか? 都合が良ければランチなどいかがでしょう・・・・・・」というもの。メールの相手は元同僚のS子ちゃん。

夫の受診日以外は滅多に事前の約束はしていないので、即OKと返信した。

 

で、今日はそのランチの日。S子ちゃんが見つけてくれたお店は元の職場近くの中国料理店。そこは11時開店なのだけれど、いつも時間前から並んでいる人気店らしい。なので11時少し前に駐車場で待ち合わせることになった。

 

駐車場に着くと、私が一番乗り。S子ちゃんが二番乗り。でも、開店前だったので彼女の車の中でおしゃべりをしていたらお店に入るのは他のグループに後れを取ってしまった。まあ、すんなりと席に着くことはできたからいいのだけれど。でも、あれよあれよという間にかなり広い店内は満席状態になり、気が付くと、待ってる人までいて驚いてしまった。

 

退職してからもうすぐ6年になる。彼女とは一緒の部署で働いたことはないけれど、何故か気が合い、元の職場では一番の仲良しだった。

退職してからは時々はがきのやり取りをしたり、1年に1、2度ぐらいはこうして会っておしゃべりをする関係が続いている。

 

彼女には長野県に週末過ごす家がある。退職する前に彼女から招待され、そこへ何人かの友人と遊びに行く計画があった。日にちまで決まっていたけれど、夫が倒れその計画は中止になった。

彼女はそこに行くと、時々私にお土産を買って来てくれる。今回も原田泰治美術館で買ったという「原田泰治ARTBOX ふるさと日本百景」と高橋まゆみさんの人形の画像(高橋まゆみ人形館)「祈り」。これ人形なのだ。

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与勇輝さんの人形も素晴らしいけれど、高橋まゆみさんの人形も本当に素晴らしいと思う。画像でしか見たことがないから実物を見に美術館へ行ってみたいと思う。原田泰治美術館も夫と行ってみたいところの一つ。だから本やこういった物を眺めていると夢が広がってくる。

 

ランチを食べた後はそのお店の前にある本屋さんと雑貨屋さんとカフェが一緒になったようなおしゃれなお店でコーヒータイム。そこでまたたっぷりとおしゃべりをし、帰宅した。今日もたのしくて、誘ってくれたS子ちゃんに感謝、感謝の一日だった。