えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

うれしい悲鳴をあげている

昨晩、長男家族が帰省した。

子どもたちの帰省はたぶん29日か30日だろうと想像していた。早いうちに聞いておけばいいのだけれど、いつも向こうからの連絡を待っているからいつも「明日行くよ」という具合だ。

子どもたちが寝る離れの掃除だけはいつ帰省しても良いようにと既に済ませてあったけれど、母屋は通常の掃除しかしてなかったので大慌てだ。

 

昨日は訪問リハビリもあったし、朝から天手古舞だった。

埃まるけの電気の笠の掃除に始まり、居間の棚、トイレ、ふろ場と、気持ちよく過ごせる程度に掃除した。

夕方には久しぶりに義弟がカレンダーを持って来てくれたり、ご近所の小母さんから「野菜をもらいに来て」と電話もあったりして・・・

 

孫たちは4年生と年長さん。お盆に帰省した時には夫と同じ位の時間には就寝していたけれど、成長したのだろう、ずいぶん時間が遅くなり、彼らの生活パターンも変化していた。

年寄り二人の生活は一変し、忙しくなり、振り回されながらも賑やかでうれしい悲鳴をあげている。

 来年、3日の朝には帰る予定。みんなの笑顔に囲まれ、それまでしっかりと楽しませてもらおうと思っている。

 

木曜日に咲き始めた五色椿。

白地にピンクのしぼりが入ったこの子が一番乗り。 

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朝は上の一輪だったのだけれど、午後には濃いピンクも。

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ピンクに濃いピンクのしぼり。

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昨年はオコゼにやられ、枯れてしまいそうで心配したけれど、見事に復活したくさんのつぼみをつけている。

花が咲けばメジロヒヨドリもやってくる。こちらは春までしっかり楽しませてもらえそうだ。

ご近所の小母さんと甘夏

日曜日の夕方、近所に住む95歳の小母さんから電話があった。

小母さんは風邪をひいているようで、聞き取りにくいほどのガラガラ声で「お願いがあるの。私を助けてくれない?」と言われた。

 

小母さんは同じ敷地内に娘さん家族が住んでいるけれど、一人暮らし。同じ敷地内とはいってもかなり広い敷地なので、娘さんの家は我家の1本裏手の道路沿いで、小母さんの家は2本裏手の道路沿い。そして、小母さんの家と娘さんの家の間は畑で、50坪ぐらいの家なら4、5軒ぐらいは建つスペースがある。

 

すぐ近くに娘さんがいて、仲良く暮らしているのに私に「助けてくれない」なんて言われると「何があったのだろう」と、一瞬ドキッとした。でも、話を聞いてみると、小母さんにとっては真剣なことかもしれないけれど、私には小母さんらしいと、笑えるようなことだった。

 

それは、 

日曜日は暖かかったけれど曇り空で、時々小雨が降るような日だった。小母さんは風邪をひいていた。

庭には大きな甘夏の木があり、実がたわわになっていて、それが食べごろになった。だけど、天気も悪いし、風邪もひいている。しかも、95歳という高齢で、杖をついて何とか歩いているような感じ。なので、娘さんから「絶対に採ってはいけない」とくぎを刺されたという。でも、内緒で採って、というより落としたそうだ。落としたもののそのままにしてはおけず、私に貰ってほしいと電話をしたということだった。

 

ちょうど夫のトイレ介助を済ませたばかりだったので夫に電話のことを話し、すぐに小母さんのところに行った。小母さんは右手に4点杖、左手に1本杖を使い玄関の前で待っていた。そして、一緒に甘夏の木のところまでゆっくりゆっくりと歩いた。

 

木の下には大きな実がごろごろと落ちていた。あの状態ではたぶん1点杖で叩き落したのだろう。持って行ったビニール袋に全部詰めると小母さんは全部もらってほしいと言った。そして、「ご近所さんに配ると娘にバレて叱られるからご近所さんには配らないでほしい」、「娘があなたのところにまた持って行くかもしれないけれど、その時は知らん顔してもらってほしい」と頼まれた。自分が欲しくて採ったわけではなく、もったいなくて放って置けなかったのだろう。ありがたくいただいたものの、正直ビニール袋いっぱいの甘夏を手に少々困惑した。家で数えてみたら25個もあったのだから。

 

甘夏は嫌いではないし、そのまま置いておいてもかなりもつ。けれど、数か月前から

指の関節が痛くて剥くのが辛い。甘夏の皮を剥く道具もあるし、包丁で剥いてもいいけれど、それでも剥くのが辛い。折角いただいたのだからと剥いてみたけどやっぱり辛かった。

でも、ご近所さんには配れない。私のまわりで甘夏を喜んでくれるのは兄嫁さんだけ。

月曜日はあれをして、あそこに行き・・・

水曜日はあれをして、あそこに行き・・・

木曜日は・・・

と、頭の中は年末の予定がぎっしり詰まっていたけれど、甘夏をそのままにはできず、兄に貰ってもらおうと電話してから持って行った。

 

大幅に予定が狂ってしまったけれど、小母さんの安心した顔を思えば「まあ、良いっか・・・」と思う。それに、兄嫁さんも喜んでくれたし。

 

先週の木曜日に咲き始めた椿。

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今年は我家のどの椿も成績がいい。

横着を決め込む

あと十日もすると新しい年がやってくる。

長男家族も次男もたぶん帰省する 。頭の中は正月の準備でいっぱいなのだけれど、未だに掃除が手に着かないでいる。

 

今年は休みが長く、夫は28日から6日まで10日間も家にいる。家にいても困るわけではないし、買い物だって、トイレのことさえ済ませておけば一番近いスーパーぐらいだったら出かけることだってできる。だけど、思うようには動けないのでデイケアがお休みになる前にすべてのことを済ませておきたいと思う。それでか、気ばかり焦って仕方がない。

あと、夫がデイケアに出かけるのは3日間。その間に、今日発売予定の歳時記を買いたいので本屋さんに行くこと、図書館でネット予約している本が市民館に届いたというメールが届いているのでその本を持ちに行くこと、あとはお墓参りという外回りの用事が残っている。できればお風呂の蓋を新調したいのでホームセンターにも行きたい。

家でのことは最低でも子どもたちが過ごす離れだけはきれいにしておきたい。本当はお風呂場もトイレも居間も・・・

 

今週も寒さのせいにして気になる所に目を瞑ってしまった。それでも今日は、暖かかったので夫が家にいる日だったけれど、縁側の掃き出し窓の掃除だけはした。あと、3日間でどこまでできるだろうか。

まあ、できなければできないだけ。掃除は通常の掃除だけにすればいいだけのこと。あちこちが汚かろうが構わない。買い物だって足りなければ足りないだけのこと。スーパーは31日までやっているし、2日から始まるのだから。毎年、最後には「今日が明日になるだけ」と自分自身に言い横着を決め込む。それでも、気が急いて急いて仕方がないけれど。

でも、先週の土曜日に夫を床屋さんに 連れて行けた。それができたのだから良しとしよう。

 

 火曜日、蝋梅が咲いているのに気づいた。

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 何をしなくても花は咲き、正月はやってくるのだから横着してもいいっか。

朝のひと時

夫はデイケアに出かける日以外は朝が遅い。特に土、日は。

私は夫のトイレ介助に起きる時間によって違うけれど、大体は夫が起きる1、2時間前には起きる。そして、お湯を沸かし、コーヒーを淹れ、夫が目覚めるまでの時間を一人楽しむ。

今の時期なら炬燵に入り、コーヒーを飲みながら新聞を読み、ネットで遊ぶ。読みかけの本を読むこともある。この朝のほんのひと時が私にとっては至福の時だ。今日も、まさに今、その時を楽しんでいる。

もう少ししたら夫は目覚める。

こんなささやかな時間が取れるだけで、朝の始まりが気持ちよく動けるような気がする。もうコーヒーを2杯も飲んでしまった。

朝のひと時

夫はデイケアに出かける日以外は朝が遅い。特に土、日は。

私は夫のトイレ介助に起きる時間によって違うけれど、大体は夫が起きる1、2時間前には起きる。そして、お湯を沸かし、コーヒーを淹れ、夫が目覚めるまでの時間を一人楽しむ。

今の時期なら炬燵に入り、コーヒーを飲みながら新聞を読み、ネットで遊ぶ。読みかけの本を読むこともある。この朝のほんのひと時が私にとっては至福の時だ。今日も、まさに今、その時を楽しんでいる。

もう少ししたら夫は目覚める。

こんなささやかな時間が取れるだけで、朝の始まりが気持ちよく動けるような気がする。もうコーヒーを2杯も飲んでしまった。

ふれあい音楽会と刺し子展

今週も終わった。

他の人は金曜日の夜に感じるのかもしれないけれど、私はいつも木曜日の夕方になると「これで今週も終わったなあ」と感じる。そして、普通はうれしいはずの週末なのに私には不自由な週末になる。

夫が倒れて8年。最近では一人遊びもできるようになり、大抵の週はそれなりに楽しく過ごしているのだから多少不自由な日があってもいいのだけれど。

 

もちろん、今週も月、水、木と、それなりに楽しい日々を過ごした。

 月曜日のことはこの間書いたから水曜日のことから。

 

水曜日はふれあい音楽会だった。

11月はいつも一緒に行っている友人が白内障の手術をしたので2回とも聴きに行かなかった。だから本当に久しぶりだった。

 

今回は「音いっぱいコンサート」~もうすぐクリスマス~ と題し、音紡ぎというグループだった。

いつも奏者は2人とか3人、多くても4人ぐらいなのだけれど、今回はサックスあり、フルートあり、オーボエ、ヴァイオリン、マリンバ、アルト、ピアノ3名という大人数だった。

いつも「やっぱり生の音楽はいいなあ」と思う。体にビンビンと響いてきて、音楽会が終了するころにはすっかり豊かな気持ちにさせてもらえる。

 

音楽会のあとはランチして、おしゃべりして・・・今回も楽しい一日だった。

 

昨日は時々行く喫茶店のギャラリーへ刺し子展を見に行った。

3か所の刺し子教室、2か所の花ふきんの会によるもので、1か月ぐらい前にパンフレットを見つけ楽しみにしていた展覧会だった。

ギャラリーの入り口には麻の葉模様を刺した暖簾など、のれんと、額装した作品が展示してあり、教室で習っている方たちの花ふきんの作品(いろいろな青海波模様)がたくさん展示されていた。実は、私としてはもっといろんな作品を期待していたけれど、それでも十分刺激になり、私も刺したいという気持ちがますます湧いてきた。

そして、その夜からまた、夫が寝てしまった後はチクチクチクチクとやっている。

バッグの中身と手帳

今、私が日常使用しているバッグは手作り展で購入したもの。

ここ数年、同じ作家さんが作られたパッチワークのバッグをとっかえひっかえ使っている。

 

私がバッグを選ぶ基準は斜め掛けができること。夫が倒れてからは斜め掛けでないと都合が悪い。リュックも両手が空くけれど、中のものを出すときに面倒だし、好みの問題で背負うのはあんまり好きではない。だから斜め掛け。

次は大きさ。私は友人たちと比べるとバッグの中身が多いようだ。だから、欲しいと思ってもなかなか希望する大きさのものに巡り合えない。で、今は同じ作家さんのものばかりを使いまわしているというわけだ。

そして、もう一つは軽いこと。バッグの中身がたくさんあると必然的に重くなる。で、日常使いのものは布製のものを選んでいる。

 

友人は、財布とスマホとハンカチとポケットティッシュぐらいしか必要ないからお散歩ポシェットぐらいの大きさで十分だけれど「何をそんなに入れているの」言う。

 

私のバッグにはポーチが3つと財布とハンカチとぺったんこのエコバックが2つ入れてある。一つ目のポーチには貴重品(生活費の一部、免許証、保険証、銀行のカード、印鑑、薄い手帳が1冊、など)、二つ目にはハンカチの予備とポケットティッシュとリップクリームなど。3つ目のポーチには小銭入れとたまに使うポイントカードともう一冊の薄い手帳、など。そしてポケットには携帯電話。時々はデジカメを入れることもある。因みに、女性だけれど化粧品はなし。(リップクリームは化粧品と言えるかどうかわからないけどリップだけは入れてある)。

バッグ外側のファスナーポケットには車のキーと家のキー。反対側のもう一つのホック付ポケットには老眼鏡とペンケースと布ケースに入れた便座シート。

 

友人に教えたら「え~。そんなに入っているの?」と驚かれた。特にペンケースと手帳と便座シートには。友人には驚かれたけれど、手帳と筆記用具は私にとっては必需品だ。

 

今、手帳は薄いものを2冊使っている。1冊は予定表。もう1冊は罫線だけのもので、大事なことや、新聞や雑誌で気になったこと等など、いろいろなことが書いてある。本当は、罫線だけのものはバインダー式のものがいい。バインダー式だと必要がなくなったページは取り除くことができるし、メモのように使えるから。だけど、もう何年も探しているのに思うものが見つからなかった。本革のすごくお値段がいいものならあるけれど、年金生活の身なので横目で見ながらガマン、ガマンと自分に言い聞かせていた。

 

昨日、絵手紙用のハガキや筆ペンが欲しくて本屋さんに行った。必要なものをかごに入れてから、いつものようにきょろきょろと手帳を探していると挙動不審だったのか店員さんに「何かお探しですか?」と声をかけられた。手帳と言っても一か所だけでなく何か所かに置いてあるからきょろきょろしてしまったのだけれど。で、バインダー式の手帳を探していること、希望のサイズ、厚さを伝えると、案内してくれたコーナーにあったのだ。パイロットのそんなに厚くないB7サイズの手帳。値段も手ごろな1300円だ。色は黒と茶があり、少し迷ったけれど茶を購入。気に入ったには気に入ったけれど、ちょっと表紙は色気がないような気がしている。

で、今、ブックカバーのように刺し子をした布でカバーを作ろうかと思案中だ。できるかな?