毎日単調な生活を送っているえむこは「今日はどこにも行かなかった・・・」「誰も来なかった・・・」「 何もしなかった・・・」と、思うことがあるのです。そんな日は「今日はなにかいいことあったかなあ・・・」なんて、いいこと探しをするのですよ。
反対にちょっとでもいいことがあると、すぐに幸せな気持ちでいっぱいになれるのです。
今日はその幸せ気分の1日でした。
一つ目のいいこと。
朝刊を出しに行くと、郵便受けにT子さんからの絵手紙が入っていました。昨日、夕刊を出した後で配達されたのでしょう。気付かずに朝になってしまったようです。
T子さんとは11月15日に「ふたり展」を観に行ったのです。その後、彼女から絵手紙が来て、えむこも出して・・・と、お互い年寄りの2人暮らしなので、こんな風に生活を楽しんでいるのです。
そして、明後日にはまた会う約束がしてあるのですよ。絵手紙を読みながらその日のことまで思いが広がって、楽しくなってきたのです。
二つ目のいいこと。
この間デセールをいただいたご近所のSさんが「ご主人、絵を描かないかなあ・・・」と言って、ツルウメモドキを持ってきてくれたのです。季節を感じるよね。
夫はもちろん大喜び。絵は描かないけど・・・
それで、夫が日中過ごす部屋の窓下に置いてある壺に活けてみました。センス良く活けられないのはご愛嬌で・・・
少しだけ玄関の花入れにも入れてみました。
この花入れが掛けてある花掛けは夫の作品なのですよ。ステンレスの針金を玄能で叩いて、かごをかける所はステンレス釘を加工して作ったのです。
活け方はともかくとして、こういったものが一つあるだけで何だか心が豊かになれるんだよね。季節を感じて、それだけで幸せだと思えるのです。
それで早速、T子さんとSさんに今日またハガキを出してきたのです。市内だからきっと明日にはつくはず。考えただけでもほくそ笑んでしまいます。これはえむこの趣味なのですよ。
三つ目のいいこと。
定期購読している「みずすまし」と言う雑誌が届いたこと。
この雑誌は「心豊かに生きるための情報誌」という、みずすまし舎の季刊誌で、紀伊国や書店や有隣堂書店等の全国の書店や全国の病院の売店で売っているみたいだけど、えむこは知りませんでした。
印象としてはPHPっていう雑誌みたいな感じかなあ。みずすまし舎の人が聞いたら「違うよ・・・」って言われるかもしれないので、あくまでえむこの印象ですが・・・
その雑誌にブロ友のトトさんが「こころを見つめる」という連載を書くことになって知り、購読し始めたのです。
(トトさんのブログ、モダンと暮らす、カカと生きる)
「脳出血で倒れたカカが帰って来てくれた!リハビリに励むカカ、愛犬モダン、お気楽亭主トトの生活日記」というブログです。
えむこは夫が脳出血で倒れてから同じ病気やその介護をしている人たちのブログを読み漁りました。
その中からこのブログを見つけて以来、救われたり励まされたりしてきたのです。
そのトトさんの今回の文は「幸せは、すでに手の中にある」というもの。
副題は「青い鳥は、どこにいた?」です。
ホントは全部書きたいぐらいだけど、そんなわけにはいかないので・・・
『脳卒中という病気はいろんな後遺症を残すけど、その出方や程度や回復の道筋は人によって違うと知って気が楽になった。それは「人と比べる必要がない」とわかったから。
もともと「うらやましい」という感情を持ち合わせていないことに気づいた。人と比べるという思考回路が弱い。基本的に“人は人、自分は自分”と思っているので欲はない。後遺症によってはショックを受けうつ状態陥る人が多い。介護者も「介護うつ」になる人が少なくない。しかし他人や過去の生活と、今の自分や一変した生活を比べたところで何も変わらない。メーテルリングの「青い鳥」のチルチル、ミチルの話のように「幸せ」はすでに手の中にある。「幸せ」が実はほんの身近にあったことに気づけたら、心はずっと軽く、生きることはずっと楽になるはずだ。』
というもの。
トトさん、要約し過ぎでごめんなさ~い。
でも、すごくいい話だと思って読ませていただきました。
えむこもまた「うらやましい」という感情や欲もそんなにないのです。
だけど、同じように脳出血で倒れたカカさんが何かができるようになったと知ると「うらやましい」という感情ではなく「夫も絶対にできるようになる」という希望に繋がるのです。回復過程は様々だって分かっているけどね・・・
そんなことで、今日はいいこといっぱい。幸せいっぱいの1日になったのです。