えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

そして今日は・・・

夫が病気をしてからというもの、私の生活は一変しました。
仕事を辞めたこともそうだけれど、我家の予定や日常生活の時間は全て、夫を中心に回るようになったのです。
回るようになったというより、回しているっていう事でしょうか。
だからといって不平や不満を言うつもりではありません。

まずは週間予定はこんな感じ。
 月曜日はデイケア
 火曜日は11時20分〜12時まで訪問リハビリ。
 水曜日は予定なし。
 木曜日はデイケア
 金曜日は13時〜13時40分まで訪問リハビリ。
 土曜日は11時20分〜12時まで訪問リハビリ。
 日曜日は予定なし。

日常生活の時間もこんな感じ。
朝が遅い夫に合わせて朝食を食べ、その後、洗濯を干したり、掃除をしたり・・・
そういった時も夫のトイレ介助があれば、もちろん夫のことが最優先です。
朝食は遅いけど、昼食は時間通り。朝が遅いからすぐに昼になってしまうのですが。
そして、夫は在宅日はいつもお昼寝をしています。多分、内服薬の影響なのだと思うけれど、とにかくよく眠るのです。
しっかりお昼寝しても夜は早い時間に床につき、夜中も1〜2回はトイレで起きるけれど、ちゃんと眠れているのです。だから私としては夫が寝たいだけ寝てもらうようにしています。
その後の行動は夫がお昼寝から目覚めた時間によって考えています。
そのまま何もしないとか、近所に散歩に行くとかを。

前置きが長くなったけれど、

今日は水曜日なので、何の予定もない日でした。
いつものように遅い朝食だったけれど、昼食前には出るものも出た(お通じのこと)。お天気もいいし、暑さも和らいできた。だから、久しぶりに出かけたいと思い「今から『岡崎市美術館』に行かない?」と、夫を誘ってみた。
夫は失語症で言葉が話せないから、首を横に振って「行かない」と意思表示。お昼寝をしたかったのだと思う。

岡崎市美術館までは我家から車で1時間ぐらいで行ける距離。
そして今「近代日本画を築いた巨匠たち 〜横山大観から平山郁夫まで〜 という企画展を開催中なのです。
夫は絵が好きだったから、以前なら夫の方から「絶対に行こう」と私を誘っていたのだけれど。だから、私としては夫と一緒に行きたかったのです。

まあ、今日は夫のお昼寝中に読みかけの本を読むことができたし、どうしても美術館に行きたいのなら夫がデイケアの日に行けばいいことだから、いいのですが・・・
今日もこうして「私は夫中心の生活でした」というだけの話でした。