読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

ハートネットTVをみて

夫が退院して半年ぐらい経ったとき、夫の友人から「今、テレビでリハビリのことやってるから見るといいよ・・・」と電話がありました。

それは、NHKスペシャル『脳がよみがえる ~脳卒中・リハビリ革命~』という番組でした。電話があって、すぐに夫と一緒にみはじめたけど、その時はもう番組が始まっていたので、初めからみられませんでした。それで、再放送をチェクし、録画もして、何度もその番組をみました。

えむこはとっても衝撃を受け、感動し、すぐにその本を買いました。本を買ったことを書いた記事です。

http://emukobb.hatenablog.com/entry/2012/12/16/232855

それから、テレビでこういう番組を放送することがあると知り、それまで見ていなかった新聞のテレビ欄を見ては夫に関係するテレビをチェックするようになりました。

そういう番組をみると、何かしら感動したり、試してみたいと思うことが多いのです。

それでこの間の木曜日に新聞をチェックしていて、Eテレで午後8時から「ハートネットTV」という番組があることを知りました。

それは「ハートネットTV にっぽんリハビリ応援団 私のリハビリ体験記」という番組で、脳卒中パーキンソン病などの病気でリハビリに向き合う人たちとその家族を応援するものだそうです。

新聞のテレビ欄には「私の体験記・山川静夫 脳梗塞▽言葉を失って」と書いてあったので「失語症の夫の参考になるかも・・・」と思い、期待しながらテレビを観たのです。

でも、この間はその番組をみた後、気分がちょっと落ち込んでしまったのです。

これは受け手の問題であって、決してNHKや山川さんが悪いわけではないのですよ。えむこの心の問題なのだと思います。

例えば誰かに「かわいいね」と言った時、「ありがとう。うれしいわ・・・」と言う人もいれば「嫌味なことを言うのね」と思う人もいるように、山川さんは自分の体験を素直に話しただけだからね・・・

でも何で、気分が落ち込んだかというと・・・

山川さんは13年前に脳梗塞を発症し、言語中枢近くの血管がダメージを受け、言葉がうまく出なくなったそうです。それでベッドの上でいつもNHKの教科書ともいえる発声の本を読んだり、日記を書いたり、常にリハビリをしていたそうです。24時間の生活自体がリハビリだと言い、それをしたから回復したと・・・

そして、流暢に言葉を話し、今は全く障害は残っていないようでした。

もちろん、山川さんの努力は素晴らしいことだと思います。その努力が回復を助けたことは言うまでもないことだとも思います。

えむこは脳卒中は障害の程度も回復過程も人それぞれで、皆同じでないことは十分理解しています。でも、よくならないのは努力が足りないからだとも思わないのです。

そうは思っていても、テレビをみている間中、努力が、努力が、努力が・・・

「努力をしたからよくなった」と聞こえてきてしまったのです。

夫もえむこも努力が足りないから・・・

だから、受け手であるえむこの問題なのです。

以前、どこかで読んだブログで「今は生活に不自由はないけど、軽かったと言われたくない。努力したからよくなったのだ」と言うような文章を読んだことがあります。でも、えむこは山川さんのその方も、やっぱり軽かったのだと思うのです。もちろん、努力は認めた上でのことですけどね。

努力がなければ、そこまでの回復はなかったかもしれないとは思うので・・・

夫にテレビの話をしたけれど「24時間、すべてがリハビリだって言ってたよ。発声練習をして話せるようになったんだって・・・」としか言えませんでした。

でも、常に努力は必要なこと。段差だって、装具だって努力したからできたことだから。

やっぱり受け手の気持ちを前向きに修正しなくっちゃ・・・