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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

お笑い芸人のように

日々のこと

夫が脳出血で倒れてから、今月末で2年5カ月になります。

倒れる前はお互いにバカなことを言っては笑いあっているような、いつも笑いが絶えない2人でした。

でも、倒れてからの夫は暗い顔で過ごすことが多いのです。

夫が暗くなる気持ちはえむこにもよく分かります。

利き腕のマヒ。歩くこともできず車いすの生活。例え、えむこの介助であっても自分1人でトイレさえも行けない。ましてや言葉さえも奪われてしまったのだから・・・

それに、ケイレンを予防する内服薬には「気分が沈む」という副作用があるので、ますます暗くなってしまうのです。

えむこはもう完全に元の生活には戻らないのだから、前を向いて生きていくしかないと思うようになりました。泣いて暮らしても一生。怒って暮らしても一生。笑って暮らしても同じ一生ならば、笑って暮らした方がいいに決まっていると思うからね。

それで毎日「夫をいかに笑わせるか」なんてことばかりを考えているのです。

「笑う門には福来る」という諺もあるし「笑うと健康に良い」とか、医療界でも「笑いが患者の免疫や自己治癒力を高める」なんて言われているぐらいだからね。

例え子どもたちであっても、人前ではあんまりバカみたいなことはしないけれど、2人だけの時には、夫が声を出してお腹を抱えて笑うぐらいまで、えむこはおかしなことを言ったり、したりして夫を笑わせようとしているのですよ。そして、笑うと手を叩いて「勝った~」なんて、大喜びをするのです。

例えば・・・

夫が暗い顔をしてCDを聞いていると、その歌を歌いながらリズムに合わせて車いすの周りを踊って見せたり、夫のマヒ側の腕をリズムに合わせて動かしてみたり・・・

夫に話すことを替え歌にして歌ってみたり・・・

何かが上手くできたり、いいことがあったりすると「いいじゃないか、いじゃないか、いじゃないか~。いせ~のめいぶ~つ、〇〇もちはいじゃないか・・・」なんてね。この宣伝の歌って、全国区かなあ。

まあ、文章だけでは伝わらないかもしれないけれど、夫がいる時には1日中こんな風に笑わせようとしているのですよ。

まるでえむこはお笑い芸人のように・・・

結果は? それでも1日に10回ぐらいは声を出して笑ってくれるかしらね。

でも、今日はそんなことしなくても「よりぬきサザエさん」の本を読みながら、声を出して笑っていたのですよ。

そんなことって滅多にないことだから、今日もえむこにとっては嬉しい一日になりましたね。