えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

今日の目標は達成

我家の水曜日はフリーの日です。

デイケアも訪問リハビリもないからね。それで、今日はこの間から行きたいと思っていた夫の床屋さんに行くことが目標でした。

いつものように遅い朝食を済ませ、えむこが片付けや洗濯が終わったのは10時頃。その時点では夫のお通じはありませんでした。

えむこは夫が床屋さんに行きたいと思っていることを知っているので「出なくても行く?」と聞いてみました。夫は首を横に振って「大が出てから」と意思表示です。

昨日はリハビリ中にもよおし、中断を余儀なくされました。リハビリの時、腹筋を使ったりして、体を動かすからだと思います。時々、そんな日があるので「自主リハをすればお通じがあるかも・・・」と思い、午前中にえむこのリハビリをすることにしました。お通じがあれば、午後からでも安心して床屋さんに行けるからね。

ところが、始めてすぐに来客で中断。それはそれで、嬉しい来客ではあったのですが、夫としては「床屋さんに行きたい。それにはリハビリしてお通じを・・・」と思っていたみたいなのです。久しぶりにご機嫌が悪そうな表情でした。

来客がお帰りになって、昼食を食べ・・・

再度、夫に「出なくても行ってみる?」と聞いてみました。夫はよっぽど行きたかったのでしょう。首を縦に振って頷きました。

今日を逃したら、今度は多分、日曜日まで行けないと思うからね。すぐに床屋さんに電話しました。幸い、お客さんがいなかったようで「今すぐに来てくれればいいよ」との返事をもらい、すぐに出かけました。

ちょっと冷たい風が吹いていたけれど、お日さまは出ているし、冷たい風も心地よく感じることができたので、車ではなく歩いて出かけることにしました。

ご近所の庭では梅が満開で、あちこちで大好きな水仙が咲いていました。それだけでも幸せ気分になれるものですよね。

夫は散髪してすっきり。洗髪もしてもらい、髭もきれいに剃ってもらって、すごくさっぱりしたようで、ホントに嬉しそうな笑顔です。

この笑顔を見ると、えむこも嬉しくなってくるのです。途中、トイレに行きたくなることもなかったので、つくづく「来てよかったなあ・・・」と思います。

そして、14時30分には家に戻り、いつものように15時ごろから2時間ほどお昼寝もすることができました。

夫は17時に起き、すぐに夕食を食べ、19時30分にはまた夢の世界に入って行きました。

「床屋さんに行く」という、ホントに小さな目標だけど、今の我家にとってはそれすらもすごく大変なこと。だから、今日の目標を100パーセント達成できたことはそれだけでえむこにとっては嬉しいことなのです。