えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

久しぶりのこと

昨夜半から降り始めた雨も午前中には上がり、お日さまが顔を出し始めました。天気予報によると、今年一番の暖かさだとか・・・

こうして、一雨ごとに暖かくなっていくのでしょうね。

こんな日、しかも予定がない1日なのに我家はいつもと何にも変わらないのです。

遅い朝、夫のお昼寝、どこにも行かない1日・・・

でも「久しぶり・・・」と思うことが2つほど。

一つは夫のお姉さんが来てくれたこと。

1月1日以来だから、ほぼ2カ月ぶりのことです。

義母が健在だった頃には1週間に1度は顔を見せてくれていたと思います。普通は両親が亡くなると実家といえども足が遠のいてしまうものだと思います。でも、母親の介護をしていた夫が先に脳出血で倒れてしまったので、姉は変わることなく我家に来ては私たちの支援をしてくれているのです。

姑、小姑はうるさい存在という人もいるでしょうが、子どもたち、しかも息子が遠くで暮らしているえむこにとってはやっぱり夫の姉は頼りになる存在なのです。えむこも男兄弟しかいないからね・・・

姉は「調子が悪かった」と言っていたけど、あまりの寒さも足が遠のいていた原因の一つみたい。心配していたけれど、元気そうな顔だったのでまずは一安心です。

いつものように仏壇に果物をお供えし・・・

私たちには杏仁豆腐と卵、モロゾフのチョコのおすそ分けを持ってきてくれました。そして一緒に杏仁豆腐を食べながら、しばらく取り留めのない話をしてから帰って行きました。いつもながら、ありがたいことだと感謝・感謝です。

 

もう一つは知り合いのEさんから久しぶりに絵手紙が届いたこと。

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Eさんは地元の小学校で絵手紙を教えています。そして、夫にも絵手紙を描くようにと、時々刺激をしてくれるのです。

Eさんは市の広報で募集していた丹羽ぜんきゅうさんの「ぜんきゅう教室」に参加してきたと、お地蔵さんの絵手紙をくれました。

丹羽ぜんきゅうさんは南知多にアトリエを構える作家さんで、石の鳥や流木造形、砂絵を書いているそうですが、地元ではお地蔵さんの絵で有名な方です。

ちょっと、ぜんきゅうさんのおじぞうさんに似ているけれど、これはEさんの作品です。

おじぞうさんの絵っていいですよね。なんだか優しい気持ちになれるような気がして・・・

言葉も「お幸せに」だなんて、ホント温かい気持ちになってきます。

1枚の絵手紙をいただくだけで「返事はどうしよう」とか「どのハガキ絵で出そうか? 切手はどれを・・・」なんて、それだけで夫との会話が広がるのです。たとえ言葉を話すことはできなくてもね・・・

まだ返事は出してないけれど、夫が以前描いたハガキ絵から2人で選んだハガキを使って、明日はEさんに返事を出す予定。

どこに行くでもなく、特に何をするでもない1日だったけれど、今日はこうして嬉しい1日になったのです。