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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夫との外出

夫が車いすの生活になってから、えむこはいつも車いす目線になりました。

何かを見る時はちょっと屈んで、夫の目の高さで見てみたり、車いすでも行くことができるかどうか、多目的トイレがあるかどうか、等々・・・

友人と出かけた時には夫と一緒でも大丈夫かどうかを必ずチェックしてきます。そして、夫と行きたいと思う所は、近場なら、まず友人に付き合ってもらい、夫と行く前に確認しています。

夫と外出する時に一番心配なことはやっぱりトイレです。多目的トイレでないと夫は用を足すことができませんから。

出かける前には必ずトイレを済ませてから出かけるようにしているのですが、この頃はお通じがないと、夫は外出すらしたがらなくなりました。

最近では殆どの公共施設に多目的トイレは設置されています。大きな公園にも、大型スーパーやドラッグストア、コンビニにもあるので出かけてもまず大丈夫なんだけど・・・

市内なら、こんな本もあるのですよ。

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回復期リハビリ病院に入院中に病院内に置いてあるのを見つけました。「車いすを楽しむ会」の発行だそうです。退院前にケースワーカーに聞いたら1冊くれました。

地域エリアごとに分けてあり、公共施設、公園、グルメ、買物・サービス、医療・福祉施設など、施設のどこに設置してあるのか、設備はどうなっているのか、分かるように書いてあります。

もうぼろぼろになるぐらい見て、今は車に入れてあります。

 

そして今日。

夫は訪問リハビリが終わってからお通じがあったので、昼食が済んでから「出かけない?」と誘ってみました。夫は久しぶりに首を縦に振って「いいよ」と意思表示。

「桜を見に行く? それとも、ひとまち百景の原画展がいい?」と聞いてみました。実はえむこは「昨日Yちゃんと行ったコースで行こう」と目論んでいたのです。

夫はえむこが「東三河ひとまち百景原画展」の案内画像をネットで見せた時、とっても興味を示していたのです。

えむこが夫に見せた画像とは違うけれど、こういう絵です。

東三河ひとまち百景 〜豊橋市〜 - YouTube

原画を展示してあるサイエンスコアのビルには多目的トイレがあります。それに、レストランもあるから、絵を観てからコーヒーも楽しめるのです。

そして、野依八幡社のシダレザクラはサイエンスコアのビルからそんなに遠くではありません。もしもトイレに行きたくなったら、近くにはイオンがあるからそちらの心配も大丈夫なのです。

 

先ずは夫が選んだ行先「東三河ひとまち百景原画展」に行きました。

豊橋の街並みだけではなく、豊川市新城市田原市の街並み、52点の原画が展示してあります。原画の下には場所の説明文があり、その下には絵はがきが張ってありました。

作品の展示が車いすの目線には高すぎるのがちょっと残念だったけれど、夫は車いすから健側の足を下し、自分で足こぎしながら真剣に絵を見て回りました。

自分が子どもの頃、遊び場だった所の絵を観ると「お~!!」と声を出したりして・・・

えむこはこんな時「あ~。来てよかったなあ」と思うのです。

好きな絵を観ることはすごく刺激になります。そして、感動は明日への活力につながるし、何よりも元気が出てきます。

絵を観た後、夫はレストランを指さし、やっぱりコーヒーです。レストランは昨日と一緒で今日も私たち2人きり。ゆったりとした時が流れます。

「帰りに桜も・・・」と思ったら、「家に戻って・・・」と、手で合図。トイレに行きたくなったみたいなのです。それなら、サイエンスコアのビルで借りればよかったのにね。

それでも、夫はデイケア以外では久しぶりの外出でした。

にこにこ顔の夫を見ると、えむこも嬉しくなってきます。そして安心して入れるレストランを一つ覚えただけでも世界が広がったみたいで嬉しくなってくるのです。