えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

絵手紙を描いてみた

昨日、Eさんが玉ねぎを持ってきてくれました。

いつも夫に「絵を描いてよ・・・」と言って、自分で育てた野菜を持ってきてくれるのです。そして「根っこは切ってないからね」と、絵になるような姿で持ってきてくれます。

Eさんは地元の小学生に絵手紙を教えているので、ご自身も玉ねぎの絵をもう何枚も描いたそうです。

だけど、夫はまだまだ描く気にはならないようです。

えむこは野菜をいただいた後は、夫が絵を描かなくても、以前描いた絵手紙の中から同じ野菜の絵手紙を加工して、お礼状を出しているのです。

でも、玉ねぎを描いた絵手紙は一枚もないのです。描いたことはあるはずなんだけど・・・

「仕方がないので他の絵にしようか」とも思ったけれど、えむこは急に描いてみたくなったので、絵手紙に挑戦してみました。

かなり前にも描いてみたことがあったけれど、夫や二男に「お母さんはやめた方がいいよ」って、言われてしまったのです。あまりにもへたくそだからってね。

でも小池邦夫さんが「ヘタでいい。ヘタがいい」って言ってるじゃない。

それで、えむこが描いていたら、夫がダメだしするのです。そして、今日は自分も鉛筆を持って書き始めたのです。

ちょっとオーバーかもしれないけれど、夫が自分から鉛筆を持つなんて、えむこにとってはちょっと感動ものなのです。

夫は高次脳機能障害で右半側無視まではいかないけれど、右側の注意障害があるのです。だから、絵を描いている時も右側が見えないのか、形がうまくとれません。それに左手だから思うように描けないのです。

それでも、描く気になることが大事だから、うまく描けないからって諦めないでほしいのです。描き続けていれば、左手だって絶対に上手に描けるようになると思うから。

えむこが描けばヘタすぎて、夫は見ていられなくなって描くようになるかしら・・・

 

これはいただいた玉ねぎとえむこが描いた絵手紙です。まだ言葉が書いてないけれど・・・

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以前、朝日新聞の「55プラス 絵手紙を送ろう」という記事に「描いたら必ず出しましょう」って書いてあったけれど、えむこも言葉を書いたら送ってみようかな・・・