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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

おしゃれ

今日は夫の新しい装具が出来上がるということで、病院に行って来ました。

右の白いベルトの装具が今までのもの。そして、今回は黒のベルトにしてもらいました。白い装具は今日修理に出したので、来週には出来上がる予定です。

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このベルトの色、初めて作った時はいろんな色があるなんて知りませんでした。

入院中にPTから装具を作った方がいいと言われ、お願いしたらこの白い装具だったのです。別に文句があるわけではないのですよ。えむこは白でも黒でも構わないと思っているのですから。

それが今回、新しく作ることになり、業者の人から「何色がいいですか?」と聞かれ、初めていろんな色で作ることができると知りました。赤やピンクを選ぶ女性もいるそうですよ。現に今日、できたばかりの赤い装具を見てきましたから。

夫の場合、白い装具は修理すれば使えるので、今度は黒を選びました。そうすれば、黒っぽいズボンの時は黒い装具。白っぽいズボンの時は白い装具を装着すれば、装具が目立たないからね。

実は夫、倒れる前は結構おしゃれな人だったのです。

別に高級品でなくてもいい人ですが、身につける物は自分が気に入らないものは絶対に受け入れないのです。

結婚した当時、えむこがパジャマを買ってきたことがあります。でも、夫は気に入らなかったのでしょう。「どうして買ってきたの?」と聞き「自分でも買えるよ」と言ったのです。えむこが買ってきたのはメーカー品。色はおとなしい黄色で襟の部分には茶色の縁取りがしてありました。その茶色が気に入らなかったようなのです。もう、36年も前のことですが、それ以来えむこは夫が身に着けるものを買ってきたことはありません。例え靴下1足たりともね。

夫は色やデザインにはこだわるけれど、素材に関しては今一つ。だから、買物はいつも一緒。そして、2人共いいと思うものしか買うことはありませんでした。

それが夫が倒れてからは、えむこが1人で夫のものも買うことになりました。

回復期リハビリ病院では朝起きると洋服に着替え、寝る時にはパジャマという生活でした。そして、ズボンはリハビリのためジャージとかスウェットがいいというのです。

でも、夫はそんなものは持っていません。それで、えむこが夫の好みを考えて準備をしました。夫の好みは大体分かっていたから。でも、夫はジャージやスウェット自体が好きではないのです。だからジャージやスウェットを持って行くと、えむこに怒って怒って大変でした。そういった感情が残っていることはいいことなのでしょうが。

それでも、入院中は看護師や介護士の方々にお願いして何とかジャージやスウェットを着ることはできました。

退院してからは、倒れる前に着ていたようなチノパンで、しかも総ゴムのものを探して購入しました。そして毎朝、夫に「どれを着る?」と聞いてはその日に着る物を選んでもらっているのです。靴下もね。自分が気に入らないと、今でも着ようとしないのですから・・・

 

そんな話を訪問リハビリのPT、Sさんに話しました。

Sさんは「装具もいろいろだけど、体幹コルセットもヒョウ柄までありますよ」と教えてくれました。

えむこはびっくりだったけれど、「今はそんなところでもおしゃれができるようになったのだ」と好みは別として、ある意味すばらしいことだと思いました。以前だったら、障害を持った人はおしゃれなんてできなかったからね。

新しい装具を見ながら、装具だけでなく、夫みたいに障害を持ってしまった人が「もっともっとおしゃれができたらいいのに・・・」と思いました。大分、おしゃれができるようになったとはいえ、まだまだだだから・・・

 

写真の室内用の靴。今日はこれも新しいものを注文しました。毎日履いている物だから、えむこは少しでも夫のおしゃれのお手伝いができたら嬉しいと思うのです。