えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

悲しいほどに予定なし

今週のお題「2013年、夏の予定」

悲しいことに今年の夏の予定は何にもありません。

「ひょっとしたら、長男家族が帰省するかも・・・」という、淡い期待があるだけなのです。でも、たぶん、一度は帰省すると思いますが。

 

夫が倒れる前には、夏の予定はいつも「青春18きっぷ」の旅でした。時には新幹線や特急を使うこともあったけれど「青春18きっぷ」の旅がいいのです。毎年2セット買い求め、一泊旅行を1回。日帰り旅行を3回予定していたのです。

でも、それとは別に、いつも「北海道に行きたい」と言っていました。えむこは北海道に旅行する機会に恵まれず、一度も行ったことがないのです。

北海道に初めて行きたいと思ったのは看護学校の頃。その頃、長期休みは友人と旅行するのが楽しみでした。当時、カニ族と言われ、周遊券を片手に大きなリュックを背負い、TシャツにJパン姿でユースホステルに宿泊しながら、あちこち旅行していました。当然、北海道旅行も計画したけれど、えむこだけ資金が調達できずに諦めたのです。その当時、北海道一周7日間の旅で予算は3万5千円の時代でした。

それから未だに北海道には行けないでいるのですよね。

結婚したのは真冬だったので、新婚旅行は沖縄でした。その後は子育てに追われ、子どもたちが巣立った後には母の介護が待っていましたから。

勤務していた頃は夏季休暇を5日間とることができ、連続すれば土日と合わせて7日間は休めたのです。でも、同居の義母を夫の姉に頼んで出かけるのはせいぜい1泊までです。だから、北海道まで行くのは無理でした。

それで「義母を見送ったら・・・」なんて、不謹慎なことを話していたら、先に夫が倒れてしまったのです。

もしも夫が元気だったなら・・・

今が金銭的にも時間的にも体力的にも一番自由に動けた時だったと思います。でも「もしも・・・」なんてことを考えていても仕方がないこと。北海道は無理でも、近場で夫と二人で行ける所を探し、まずそこから始めないと。

「行きたい」と思っていれば、必ずその日は来るものだから・・・

さて、今年の夏。今のところ悲しいほど何の予定もないけれど、どこかに出かけることを真剣に考えてみようかな・・・