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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

絵を描くということ

今日もいいお天気。

でも暑いし、学校が夏休みに入ったばかりの日曜日なので、何処へも行く予定はありません。

窓から庭をボーと眺めていると、まだ実がついたままの金柑の木に小さな花がいっぱい咲いていました。

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冬の間はヒヨドリが実を突きに来ていたけれど、今ではヒヨドリも他においしいものを見つけたのでしょうか、来なくなりました。

せっかく実をつけたのだから、きちんと収穫して食べるなり、果実酒を作るなりすればいいのにね。でも、果実酒はおそらく飲まないだろうし、口は夫と私の2つだけ。だから、数個の果実はヒヨドリより先に食べたけれど、そうそうは食べれないのです。

そんなことを考えながらいると、玄関のチャイムがピンポ~ンと鳴りました。

出ると、この間ミョウガとオクラを持って来てくれたEさんが「選挙に行って来た帰り・・・」と言いながら、今度は収穫したばかりのミニトマトを持って来てくれました。

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赤いミニトマトと黄色のミニトマト。

Eさんは机の上に並べ、今日も夫に「描いてよ」と何度も声をかけていました。

でも、今日は手に取って眺めてはいるものの、描く気はなさそうでした。

それでも、お昼寝から目覚めた後に絵を描く準備をすると、しぶしぶという感じだったけれど、描きはじめました。

私は夫が倒れる前から、夫が絵を描く姿を見ているのが大好きでした。

だから、私は夫が絵を描いている時はいつも横にいて、うるさいぐらい口を挟みながら見ていました。夫は私が何を言っても「いいのいいの・・・」と言いながら描いていましたけれど。

私としては夫の絵の一番の理解者であると自負し、同時に批評家でもあったと思います。もちろん、今でもそうなのですが・・・

 

今回の絵、本人は気に入らなかったみたい。でも、2枚描いてくれました。 

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上が初めに描いたもの。下が2枚目です。

ミニトマトに見えるでしょうか・・・

夫は左脳出血だったので、右脳の機能は残っているはず。だから、感性とか感覚みたいなものはいいと思います。私が描いてみたものよりずっとそれらしいのですから。

でも、左脳が司る論理的なものは奪われてしまったのですよね。だから隣で見ていると、筆をどのように使えばいいのか、そういった事が障害されているような気がするのです。

でも、どんな作品であろうと、こうして絵を描くことは夫のリハビリとして考えてもいいことだと思います。壊れてしまった左脳の働きを呼び戻すことになるだろうし、何よりも私の喜びにつながることですから。

 

Eさんにはいつも数日以内に、何らかの絵手紙でお礼状を出しています。今回は下の絵を使って、何種類かのハガキに印刷してみました。画用紙、画仙紙、ケント紙、スーパーファイン用紙、光沢紙と。でも、どれも思うような色は出ないのです。原画じゃないから仕方がないんだけれど・・・

それでも、ミニトマトを持って来てくれたのだから、他の絵のものよりミニトマトの絵手紙を待っていてくれると思うのです。

「さてさて、どれで出しましょうか・・・」と、印刷した絵手紙を並べて眺めながら思案しているところなのです。