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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

雨の日には

昨日のこと。東京でおきたゲリラ豪雨のニュースを関東に住む息子たちのことを思いながら、テレビを観ていました。どうしてやれるわけではないのに、何だか心が締め付けられるほどの気持ちになってしまうのです。

そして、ここ東海地方も今日の午前中は大雨が降るかもとの天気予報。今の私は仕事に出かけるわけではないので、雨が降っても外出できないだけのことなのですが、それでも大雨が降ると、子どもの頃のことが思い出され、何だか不安な気持ちになるのです。

それは私がまだ小学校高学年の頃だったと思います。集中豪雨があって、近くの川が氾濫したことがありました。我家は近くといっても川からは高台。何の被害もなかったのですが、我家より道を2本ほど下った数件の家ではあっという間に腰まで水に浸かってしまいました。その人たちは腰まで浸かった水の中を避難することができたのですが、近所に住む警察官の方が「ちょっと見てくる」と言い、出かけたまま帰らぬ人になってしまったのです。

その方は非番だったけれど、心配だからと川の方まで様子を見に出かけたようです。出かける前に私より5歳年下の娘Mちゃんの寝顔を見て「かわいいね。すぐに帰って来るからね・・・」と奥さんに言い、出かけたと聞きました。Mちゃんのことをすごくかわいがっていて、当時小学生だった私でさえも聞いていたぐらい子煩悩で有名な方だったのです。でも帰らずに、翌日上流で見つかりました。

我家とは町内が同じでも組が違ったので特別親しくしていたわけではありません。だけど、その時の奥さんの顔が今でも思い出され、ゲリラ豪雨とか集中豪雨と聞くだけで、その時のことを思い出してしまうのです。

幸いなことに、今日は豪雨になることはありませんでした。だから、今日はどこにも出かけることなく家で過ごすだけの1日です。でも、いいのです。それで。何にもないだけなのですから・・・

でも、やっぱり無駄に過ごしたくはないのですよね。

それで、今日は夫に「来年の年賀状用に馬の絵を描いてくれる?」と言ってみました。

「来年の年賀状? まだ7月なのに・・・」と思うでしょうが、「夫の人生を豊かにするものは何か」と考えた時、一番先に思いつくのは絵を描くことなのです。

そして、画題を探すより、目的を持って描いてもらうほうが夫のやる気が出ると思ったのです。

夫は倒れる前までは新聞や雑誌などで気に入ったイラストを見つけると、それを切り抜いてファイルを作っていました。その中には馬の絵もあったので、その模倣から始めるように勧めてみました。

すると、案の定。夫はそのファイルを眺め、すぐに描きはじめたのです。 

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 ただ、これだけの絵です。

形も完成ではないし、着色もしていません。でも、あと5カ月もすれば年賀状の時期になります。それまでに何回か馬の絵を描くように勧めれば、来年はオリジナルの年賀状ができること間違いありません。ゆっくりと時間をかけて、雨の日だけでも・・・

そうすれば「雨だからどこにも行けない・・・」なんて、マイナス思考になることもなく「雨だから絵を描こう・・・」と思えるようになるかもしれないしね。