えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

頼られるのは嬉しいこと

私は昨夜の就寝時間が遅く、しかも夜中に夫のトイレで2回も起きました。だけど、孫たちはそんなことには容赦なく早起きです。

日の出とともに起きたと言うから、多分5時台。ママに制止されていたのでしょうね。6時きっかりに母屋へやって来ました。

もう元気。元気。私にはとてもかないません。

ママが離れに戻って孫たちだけになっても、4歳の孫も1歳の孫も楽しそうにはしゃぎまわっています。

私も頑張って起き、みんなの朝食づくりに励みました。長男が「ご飯とみそ汁」を希望したので、今日の我家は和食の朝ごはんです。まあ、大したことはできませんけどね・・・

 

その後は、上の孫の希望で我家の前の公園で遊んから「子ども未来館ココニコ」へ行きました。

私は一度も行ったことはないけれど「子ども未来館ココニコ」は旧豊橋市民病院跡地に建設された施設で、施設内にはたくさんの遊具もあるようです。

孫は家の前の公園で遊んでいたかったみたいだけれど、親の方がまいってしまいそうなこの猛暑。熱中症になってはいけないので、とにかく「行ってらっしゃい」と送り出しました。

 

その間、私は昨日の夕方からひっ散らかった部屋に掃除機をかけ、フローリングの拭き掃除に昼食の下準備。そして、11時20分からはいつものように夫の訪問リハビリです。

リハビリが終わった頃、昼食の時間までに帰って来る予定だった長男から「昼食の時間には帰れそうもない」という電話が入りました。もちろん返事は「わかったよ」の一言だけ。楽しんでいるならそれだけで十分ですから・・・

 

それで、年寄り2人の昼食を済ませ、夫は今日もお昼寝です。

その間に私は夕食の買出しを済ませ、自由時間を楽しんでいました。

そこに、子どもたちが帰ってきて「孫を置いて用足しに行ってもいいか・・・」と言われました。上の孫はもう出かけたくないみたいで両親がいなくても平気と言います。1歳の下の孫は訳が分かりません。でも、上の孫が「Hちゃん(上の孫)がいるから大丈夫よ」と言ったので、私も「いいよ」と返事をしました。

ところがパパとママの顔が見えなくなってしばらくすると、泣くわ泣くわ・・・

上の孫にしがみついて泣き叫んでいました。

その声で夫が目覚め、私はトイレの介助に孫のこと。もう、目も耳も体も大忙しの状態でした。

パパとママが戻ってくるまでの約1時間。下の孫はずっと泣き通しでした。私はどんなに泣かれても平気だけれど、上の孫は自分にくっ付いて離れない弟に優しくしてはいたけれど、かなり疲れた様子でした。

パパとママが戻ってくると、下の孫はピタッと泣くのをやめました。さすがパパとママですね。

でも、私は朝といい夕方といい、私を信頼し孫を預けてくれたことが嬉しかったですね。それに、下の孫も泣いてはいたけど、それはそれで初めての経験ができて良かったと思います。

彼女の実家のお母さんは「上の子を預かるのはいいけれど、2人は無理」と言っているそうで、下の孫を置いて行ったのは今日が初めてとのことでした。

 

帰省するたびに親の背中が丸くなるような気がし、後ろ髪をひかれるように帰って行く子どもさんもたくさんいると思います。

でも、息子たちがこうして「親に孫を預けよう」と思ってくれることは、まだまだ私も捨てたものではないと思っていいのでしょう。そして、息子たちも「なにがなんでも自分たちで・・・」と思う節があったけれど、預けられるようになったということは大人になったのだと思います。

まるで、自分の若かった時を思い出しながら、頼られることに喜びを感じた一日でした。