えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

生垣と庭木の剪定を依頼して

老人の二人暮らしとはいえ、一軒構えていると、家事の他にもやらなければならないことがたくさん出てきます。

倒れる前の夫は、そんな家のことを殆どやってくれました。家のメンテナンスに庭仕事。夕食の準備と居間の掃除と洗濯以外は何でもといってもいいぐらいです。それらだって、やれないわけではありません。たとえ私が外で働いていたといっても、夫にだって仕事も母親の介護もあったのでそれぐらいは私の仕事ということでした。

それが今は全てが私の仕事になりました。仕事を辞めたといっても結構大変なことです。

この間も書いたように、お金を出せば請け負ってくれるところはあるけれど、自分でできることはできるだけ自分でするように頑張っています。でも、私ができるのは月・木の夫がデイケアの日だけ。なかなか思うようにはできません。

中でも一番困っていたのが伸びすぎた生垣と庭木。生垣はカイヅカイブキが20㍍ぐらいあり、ホソバとサザンカの部分が10㍍ぐらいあります。去年も今年も私が少しは刈り込んだけれど、木の幅だって1㍍以上あるし、道路側のカイヅカイブキは高い脚立に乗らないとできません。しかも蓋のない側溝があるので危険でもあるのです。

病院に勤務していた頃、脚立からの転落事故で骨折し救急搬送される患者さんに何度も遭遇しました。

もしも私が怪我をしたら、我家は立ち行かなくなるのは明白なこと。それで、はじめてシルバー人材センターに依頼することにしました。庭師さんに頼むよりはずっとお値打ちのはずだから。

見積もりをして、刈込み作業、最後に作業で出たごみを資源化センターに運んで終了になります。

まずは見積もり。Sさんという方が来てくれ「このぐらいなら自分が1人で1日あればできるかな?」と言うのです。お隣や裏のお宅もシルバー人材センターに依頼しているけれど、いつも3人から4人ぐらい来て作業しています。我家の方が少ない量とも思えないので、そのことも言ったけれどSさんは「多分、いいと思う」と。

そして一昨日、Sさんから電話が入り、昨日作業に来てくれました。Sさんとしては1日で終了する予定。でも、見ていると思いのほか大変そうです。午前中かかっても全体の6分の1ぐらいしか進んでいませんでした。すると、Sさんが「見積もりが甘かった・・・」と。結局、昨日は全体の半分もできませんでした。

そして今日、昨日出たごみを資源化センターに搬入してから続きを始めてくれました。昨日が一番大変なところだったけれど、今日も思うようには進みませんでした。

一応、作業で出たごみの処分だけ残して終了することはできました。ゴミはSさんのトラックに積み込んであるので、明日資源化センターに搬入すれば全て終了になるのです。

でも、Sさんから「見積もりより時間が伸びてしまうけれどいいですか?」と言われたのです。もちろん、作業のようすは見ているし、それだけの仕事をしてくれたと思うから「いいですよ」と返事をしました。だけど、見積金額が私の頭の中でチラチラしてしまいます。6時間で9000円だから、そのぐらいオーバーになるのかな? なんて。

ゴミの処分代金は別途で10㎏ごと100円だそうで、昨日の分だけでも3500円かかりました。Sさんが言うには、今日の分もおそらく同じぐらいだろうと。ゴミに処理だけで7000円か。痛手です。今までは燃やすゴミの日に何回かに分けて、家庭ごみで出していたのに・・・

でも、それだけしっかり刈込んでくれたので、庭全体がかなり明るくなりました。そして、とってもすっきりしたので、やっぱり依頼してよかったと思います。

そして、どこかで節約しなければならないけれど、1年に一回ぐらいはこれからも依頼しようと思います。

それにしても、今まで夫が全てやってくれていたと思ったら、今更ながらですが、感謝してしまいました。