えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

満足だった定期受診

今日は夫の定期受診日。

脳出血で手術を受けた急性期病院脳外科の外来受診です。

夫場合、脳出血の原因の一つは高血圧。そのため2種類の高血圧治療薬を内服しています。それなのに、今までは受診時に血圧測定はおろか、血圧について触れられたことは殆どありませんでした。

それで、以前こんな愚痴を書いたことがあるのです。 

http://emukobb.hatenablog.com/entry/2012/12/20/224744

それが、今日は診察室に入るとすぐに「血圧はどうですか?」と聞かれました。

実は夫が内服している高血圧治療薬はノルバスクとデュオパンなのです。デュオパンは臨床研究のデータ操作問題で大きく報道された薬です。血圧を下げる効果については間違いないようだけれど、データ操作をするなんて、医療者に対しても患者に対しても不誠実だと思います。

だから、今日の受診時に「主治医は何か言うだろうか? 言わなければこちらから確認した方がいいだろうか? それとも、血圧は落着いているので黙っていた方がいいだろうか? そうしたら、そのままデュオパンが処方されるだろうか・・・」等など、この間から考えていたのです。

主治医には現在の血圧状況を報告し「デュオパンのことですか?」と聞いてみました。

主治医はデュオパンに血圧を下げる効果があることは間違いないが、データ操作をしたと言われている効果については分からないこと。病院の方針は、医師と患者とが相談して決めるというもので、統一した対応ではないこと。デュオパン以外にも同じ作用の内服薬があること。等など、丁寧に説明をしてくれました。

それで結局、内服薬を変更することに決めました。

ついでに「採血もかなり長いことしてないけれど・・・」と、思い切って言ってみました。だって、もう2年ぐらいしてないのに、採血をする気配は全くなさそうだったから。

市の健診でも1年に1回。夫は内服薬を飲み続けている患者だから、肝機能や腎機能ぐらいは定期的に確認してほしいと思うのです。

 

今日の定期受診は血圧のことを含め、内服薬のことも採血のこともきちんと話せたのでよかったと思います。

主治医はきちんと説明をしてくれ、私はそれに納得することができました。そして、主治医は私の話にも誠実な態度で耳を傾けてくれました。

今日のような診察であれば、医師と患者の信頼関係が築けるのだろうと思った今日の定期受診でした。