えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

車いすでも出かけたい

夫が車いすの生活になってから、車いすで生活をしている方や介護をしている方のブログを読ませてもらうようになりました。

それから、ネットで各地のバリアフリー情報を検索したり、車いすでも行ける旅行や温泉の情報、電車やバス、地下鉄に乗る方法等など検索することが増えました。

そこで、車いすで、しかも一人で、外国でも国内でも、それこそどこへでも出かけている方たちがいることを知りました。

行きたいと思う所に車や電車や飛行機で出かけている人たちのことを知っただけでも、何だか希望が湧いてきたのです。

最近はテレビの中継でも車いすの方が映っていると「ここにも行けるんだ・・・」と思いながら見てしまいます。京都や奈良、高山、伊勢などでは見たことがあるのですが、中尊寺の月見坂での中継で車いすの人が映っていた時には何だかすごく嬉しくなったことを覚えています。

でも、我家ではまだまだ思うようには出かけることができません。それはハード面のことではなく、私自身が躊躇してしまうからだと思います。トイレのこと、食事のこと等など、心配が先に立ってしまうからでしょう。

この間、id:hidamari39さんがご家族で日光に行かれた時の記事を読ませていただきました。

http://plumarrri.hatenadiary.com/entries/2013/08/29

その記事の中に龍頭之茶屋前の写真がアップされていて、そこにも車いすの方が写っていました。偶然入ってしまったのかもしれないけれど「ああ、ここにも行けるんだ・・・」と思ったら、またまた嬉しくなりました。

hidamariさんありがとう。その一枚の写真から「私も頑張ってみよう」と勇気が湧いてきました。

こういった情報が私の中で増えていけば、そのうちもう少し遠くまで出かけられるような気がします。だって、あちこち旅行したい気持ちはあるのだから。それまでは、遠くに行くのは想像旅行で楽しむことにして。

 

まだ今は、近場の美術館でさえも、なかなかすぐには出かけられない状態です。それでも、昨日は二川本陣に「葛飾北斎展」を観に行くことができました。

寝て起きて食べてまた寝る。そして、週2回のデイケアへの通所と週3回の訪問リハビリだけではない生活だってできるのだから、もう少し楽しみたいと思うのです。