えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

行くことにした

私が自由になれる日は夫がデイケアに行く月・木だけ。

その木曜日が、先週は夫の定期受診日だったので、今日は一週間ぶりに自由です。

時間通りに送迎車で出かけた夫を見送り、先ずは一休み。

畳の部屋で大の字になり、全身を伸ばし、夫には悪いけれど「あ~。やっぱり自由はいいな」と思いました。

それからアイスコーヒーを飲み、行動開始です。

昨日の記事で書いた、東京日本橋高島屋で開催中の「安野光雅が描いた御所の花展」、夫に何とか「行く」と言わせることに成功したので、今日のメインはその準備。

新幹線に車いすで乗車するには、1か月前から2日前までに電話か直接申し込む必要があるのです。

まずは駅まで出かける前に、時刻表を調べ往復の時間を決めました。

東京駅の構内図をプリントアウトし、多目的トイレとエレベーターの位置を確認。それから、 日本橋高島屋までのルートを確認し、周辺地図もプリントアウト。

あとは週間天気予報。関東も東海地方も曇り時々雨・・・

大雨が降ったらキャンセルすればいいだけのこと。ここまで決心したらもう行け行けドンドンみたいな気分になってきます。

だけど、雨なら濡れないで行ける方法はないかと思います。高島屋に電話して、東京駅から地下道で行けないかと聞いてみました。でも、直接は無理でした。

もう一度、アクセス方法を確認すると、東京メトロ銀座線・東西線「日本橋駅」B1出口という方法がありました。

それで、また高島屋に電話して東京メトロの「日本橋駅」からは地下道でつながっているかを確認しました。そちらはつながっているとの返事。それなら雨でも行くことができると一安心しました。

去年の1月に東京メトロ東京都交通局が地下鉄全駅バリアフリー設備掲載という「バリアフリー便利帳」を発行しました。発行時、我家の新聞にもそのことが掲載されたので「いつか東京にも行きたい」と思い、息子に頼んでその冊子をもらいました。

その冊子が役に立つ時がきたと、東京駅から日本橋に行くルートを調べていて、以前日本橋に行った時のことを思い出しました。東京駅から北自由通路を通って大手町まで行き、東西線に乗って日本橋まで行けばいいと。一応、東京メトロにも電話で確認しておきましたけれど。

 目的地は、八重洲北口から徒歩で10分ぐらい(ネットには5分と書いてあり、電話では7分ぐらいと言われました)の距離。それなのに、雨に濡れないで行くにはかなりの大回りで、時間もお金もかかります。でも、もしも雨ならば中止するより、その方法で行けるなら頑張ってみようと思います。

次は豊橋駅まで出かけ、駐車場を確認し、緑の窓口に行きました。

車いす席を購入するのは面倒な手続きが必要でびっくりしました。申込用紙に記入し、すぐには購入できないのです。こんなにネットが発達しているのだから、PCで車いす席や多目的室の申し込み状況なんて分かりそうなものなのに。

申込用紙を記入し、一旦家に戻り、数時間したら「個室の予約が取れました」と連絡が入りました。それで、再度駅まで出かけ、やっと切符が購入できました。

2回も出向き、面倒だったけれど、窓口の係りの若い男性がすごく親切で感じがよかったので、まあ良かったと思うことにしておきます。

それからはもうルンルン・・・

♪♪・・・東京へは もう何度も行きましたね 君の住む 美し都

 東京へは もう何度も行きましたね 君が咲く 花の都・・・♪♪

なんて、鼻歌ばかり歌っています。

 

車いすの夫が疲れすぎないようにと出発時間は遅く、帰宅時間は早めに設定したので、東京にいられる時間は4時間ちょっと。

雨なら予定の展覧会を観て、そこでお茶して帰って来る予定。雨が降ってなければブリジストン美術館相田みつを美術館に行きたいと思います。ブリジストン美術館は行ったことがあるから相田みつを美術館の方がいいかな。なんて、ネットで調べては楽しんでいます。

こういった事前の下調べも楽しいものだと思います。あとはハプニングがなく、無事に行って来れますようにと願うだけです。