えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

台風が接近中

台風18号が四国沖にあって、明日の午前中には東海地方、関東地方に上陸するかも知れないという予報。

朝起きると地面が濡れていたので、昨夜は雨が降ったようだ。でも、今日は雨の予報だったけれど、日中は降ることはなかった。風も強くなく、時折青空が見られるようなお天気だった。

3連休の中日。家の前の公園では子どもたちの楽しそうな声が朝から聞こえてきた。

だけど、私はテレビの天気予報に釘付けになり、PCの前に座ればネットで天気予報を確認していた。

こんなことを書くと顰蹙を買いそうだけど、子どもの頃には台風がくると聞いても、怖くも何ともなかった。それより、警報が出て、学校が休みにならないかと思っていたぐらい。

もちろん、今はそんなことを思うことはない。子どもだったから、ホントの怖さというものを知らなかったのだと思っている。

だけど、今は怖い。とっても怖い。

いつ頃から怖いと思い始めたのか分からないけれど、台風も雷も集中豪雨も地震も怖くてたまらない。自然はとっても素晴らしいものだけど、時としてとっても恐ろしい物だと分かったから。

夫が入院中、一人でこの家に暮らしていた時には、ガタガタと風が窓を揺らすだけでも、怖くて眠れない程だった。

先ほどから、風が吹きはじめ、公園のさくらやプラタナスの枝が激しく揺れる音が聞こえてくる。まだ雨は降っていない。

昼間のうちに、ゴミ箱や塵取り等など、飛ばされそうなものは全て物置の中にしまった。

もしも停電になったとしても、懐中電気は枕元にあるし、24時間持つ蝋燭も近くにある。1週間分ぐらいの飲料水も、数日間の食料もある。この辺りは高台で、水害の危険も土砂崩れの危険もないところ。だけど、備えあれば憂いなし。

だんだん風の音が強くなってくる。雨も降ってきたかもしれない。だけど、今は夫がいてくれるから、不安の程度は違う。例え夫が動けなくても、話せなくても、いてくれるだけで安心していられる。

「台風様。どうか静かに通り抜けて行って下さい」と願いながら、今日は早めに床につくことにしよう。