えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

眠れない夜

仕事をしていた頃は、布団に入ればあっという間に眠ることができた。毎日、立ち仕事で1万歩近く歩いていたし、あちこちで気を使っていたから、心身ともに疲れていたのかもしれない。

でも、最近は布団に入ってもなかなか寝付けない日が多い。今は殆ど歩いていないし、家で過ごすことが多いから、心身共に疲労具合が違うのだろうと思う。

昨日も早めに床に就いたけれど、やっぱりなかなか寝付けなかった。

そんな日は「仕事に行くわけではないから、朝まで眠れなかったとしても、どうってことはない」と開き直り、目を瞑り、布団の中で体だけを休めている。とはいえ「もう12時、もう1時・・・」と時々目を開けては、柱時計を眺め、ため息をついているが。

だけど、眠れないものは仕方がない。頭はしっかり冴えているので、いろんなことを考えている。

最近よく考えること。

昨日も考えていたことだけど、それは「もしも大金があったなら・・・」ということ。

「大金があったら・・・」なんて、ないのに考えても仕方がないことだとは分かっている。だけど、もしも、もしもあったら、家を直したいと思うから。

我家は50年近く前に建てた家で、同一敷地内に母屋と離れがある。

まずは、区画整理前に建てたので、敷地に対して建物の配置が悪い。当時は個室を作るのが流行だったから、母屋は細切れの部屋ばかりで、とても使い勝手が悪い。

先祖から、住める土地建物を譲り受けたのだから感謝はしている。だけど、もう少し何とかしたいと考えてしまうのだ。

夫の退院に合わせて一部はリフォームしたけれど、トイレは夫が車いすで入るには使いにくい。お風呂は浴槽が深くて、夫は家で入浴ができない。洗面所も、台所も、居間も・・・

母屋だけでは狭いので、離れとつなげたい。挽き家をして配置を変えたい・・・

せめて、トイレをもう少し広くしたい。そうすれば、夫が一人でも入れると思うから。お風呂も広くしたい。そして、夫が家で入浴できるようにリフトを付けたい。

トイレをこうして、風呂はこうして、洗面所は・・・

そのためには「ビフォーアフター」のように基礎と柱だけを残して解体し、耐震補強をして、全てやり直すぐらいでないと無理なのだ。トイレとお風呂だけでもと思っても、水回りにはお金がかかる。

だから「大金があったら・・・」なんだけれど。

そんなことばかり考えていると、頭はますます冴えて眠れなくなる。だけど、昨夜時計を最後に見たのは2時30分ごろだった。

どんなに考えていても、いつも3時頃には眠っているみたいだから、眠れないと言っても、ま大丈夫なのでしょうが。