えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

介護していても

最近、大相撲の流れで「ほっとイブニング」という番組を見ている。この番組はNHK名古屋放送局が制作している番組で、東海地方しか放送していない。

そこで、今週の月曜日から金曜日まで「シリーズ 介護500万人時代」という特集を組んでいて、今日が3回目の放送だった。

1回目は「介護する人を支える」というもの。

2回目は「介護の人材を確保するために」

3回目の今日は「介護マーク」だった。

 

2回目以降のことはまたの機会に書くことにして、今日は1回目のことを。

番組では介護する人は男性に、介護される人は認知症の人に焦点が当たっていたように感じたけれど・・・

1回目では介護する人が気軽に立ち寄れるサロンのような所ができたと紹介していた。場所も細かいことも忘れてしまったけれど、そこはコーヒーを飲みながら、同じように介護している人たちと接することでき、介護の悩みを話をしたり、教え合ったりしながら、気晴らしができるサロンみたいなところだった。

そこにいた男性は「ここで色々教えてもらって助かっている」と話していた。だけど、介護することで「自分の楽しみだったことはできなくなった」とも。

そして最後に、大学の先生が「介護者の支援はできていない。これからは介護者をもっと支援できるようにしていく必要がある」みたいなことを話していた。

私はデイサービスやデイケア、そしてショートステイなどがあるので、介護者の支援体制が全くできてないとは思っていない。だけど、支援を受けるためにはお金が必要であるし、介護される人が行きたがらないことも多い。また、介護度によってはデイサービスやショートステイも思うように利用できないことがある。

今は核家族化が進み一人で介護している人も多く、その場合の負担はかなり大きい。だから、そういった意味では大学の先生が言われるように介護者の支援がもっと必要かもしれない。

だけど、一口に介護といっても、介護する人もされる人も千差万別。支援してほしい内容も千差万別だと思っている。

私は番組中に「介護していることで、自分が楽しみだったことができなくなり我慢している」という言葉が耳に残った。

みんな我慢しているんだよね。私もやっぱり我慢している・・・ 多分。

まあ、介護している人だけではなく、お金がなくても、年を取っただけでも、我慢しなくてはならないことはたくさんあるとは思うけれど。

 

今日はちょっと寒かったけれど、青空が広がりいいお天気だった。だから、夫を誘って碧南の藤井達吉美術館に行きたかったのだ。

だけど、夫のトイレ事情で行けなかった。というか、諦めた。

我家から美術館まではナビによると1時間30分ぐらい。高速は使う必要がないので、道中でトイレに行きたくなると困る。お通じが出ていれば行く予定だったけれど、昨日も今日もなかったから、出かければ道中で困ることになるのは経験上明白なことだから。

どこのトイレでも使うことができれば諦めなくても済む。だから、私にはサロンもいいけど、どこでも多目的トイレが欲しいのだ。

美術館の企画展は12月15日まで開催している。だから、まだ行く機会は作れると思う。介護しているからできないことは確かに多いけれど、やっぱり行きたいと思う所には行けるように頑張ってみようと思っている。