えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

看護職の役割拡大は

新聞を定期購読しているけれど、見出しだけざざーっと目を通しておいて、あとで数日分をまとめて読むことがある。大きなニュースはテレビやネットで見ているから。

それで、いつだったか見出しだけ読んであとでじっくり読もうと思っていた記事があった。それがいくら探しても、その記事が見つからないのだ。そんなに経っていないと思うけれど。

その記事というのは、看護職の役割拡大に関すること。見出しだけ読んで「またミニドクターが増えるのか・・・」と、そんな気がした。

看護職の役割拡大については、私がまだ看護師だった頃から、厚労省において審議・検討されていたこと。

記事が見つからなかったので、看護協会のホームページや厚労省のホームページを検索してみた。

看護協会のホームページにはこんなことが書いてある。 

超高齢化社会の到来に伴い医療ニーズが急速に増大する中で、今後の医療を支えるためには、より効果的・効率的な医療の提供が求められており、国は医療提供体制の抜本的な見直しを進めています。その中で看護職に対しても役割を最大限に発揮することが期待されており、厚生労働省において看護師の業務を見直す方向で審議・検討が行われています。

「特定行為に係る看護師の研修制度」は、高度な臨床実践能力を持つ看護師が、看護を基盤として幅広い医行為を含む看護業務を提供する事で、より患者の生活に合わせた医療の提供が可能となる新たな枠組みです。

日本看護協会も、今後の社会の変化を踏まえ、限られた医療資源で質の高い医療・介護を効率的に提供するために、医療関係職種がそれぞれの専門性を最大限発揮し協働する「チーム医療」を推進しています。そのため、本制度についてもその一環として有効であると考え、患者の安全を担保し、看護師の専門性を最大限発揮できるよう、法制化を推進しています。

 茶色の部分「幅広い医行為」とは医師の指示がなくても特定の点滴や処方ができるようにするというもの。もちろん、高度な臨床実践能力を持つ看護師に限られ、しっかりとした研修制度が組まれることは間違いない。

10月29日にその会議が行われたようで、それを受けての記事だったのだろう。厚労省や看護協会のホームページを読む限り、まだ結論が出ているわけではなさそうだったけれど、ホントにいいのだろうかと、私は不安でいっぱいになる。確かにいい面があることは認めているけれど。

看護師の人数がその分プラスになれば、まだいいかも知れないけれど・・・

それでもやっぱり、私は賛成したくない。