えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

請求書を見るのが怖くなるけれど

数日の間、少し暖かい日があったけれど、また寒くなった。暖かいといっても、それは日中だけのことで、朝や日が落ちてからはやっぱり寒い。まあ、冬だから寒いのは当たり前なんだけれど。

 

冬はマヒのある夫にとってはとっても辛い季節だと思う。

夫のマヒは弛緩性のマヒだから、この季節以外の時の腕はだらんと垂れ下がっている。それが今は硬直性のマヒのように、肘から曲がった状態になり、手も握りしめている。肩関節にとってはその方が負担が少ないのかもしれないけれど、手は痺れているのか、痛いのか、時々左手でさすっている。

足も循環が悪いのか、とっても冷たい。そして、朝起きる時や夜ベッドに入る時には右足がうまく曲がらない。

だから、上着に右腕を通す時は苦労するし、ベッドの端に座ると、右足が伸びた状態になって床に着かない。少し摩り、曲がるようにしてからでないと立てない。

それで、1週間ぐらい前から湯たんぽを使い始め、朝夕の着替えの時にはエアコンのスイッチを入れて部屋を暖めてからするようになった。

それでも、お日さまが出ているうちは暖房を使わず、まだ我慢している。着る物で調節したり、肩掛けやひざ掛けを使いながら。でも、最近は夕方からはエアコンを点けるようになったので、日中点けるようになるのも時間の問題だと思う。

電気代もガス代も来月から請求書を見るのが怖くなる。去年も今頃から、電気代もガス代も跳ね上がったから。それに灯油代も必要になるだろうから暖かくなるまで大変だ。

だけど「他を切り詰めても暖かくしなければ・・・」と思う。今日の夫の体温は35.9℃。37.0℃近くあった夏の頃とは比べ物にならないぐらい低く、まるで変温動物みたいになっているのだから。それに、寒くて痺れや痛みが増強するようでは気の毒だから。

 

去年は寒くなってからリハビリが後退したような気がした。だけど、今年はそれはない。歩行訓練も調子がいい。

だから、寒くて身体が固まってしまわないように「夫が過ごす部屋だけは暖かくしておかなくては・・・」と思う。リハビリが後退しないだけでも、私自身が救われるのだから。