金曜日は午後1時から訪問リハビリがある。
だから、いつも午前中は掃除、洗濯、片付けで終わってしまう。
よそ様の訪問があると分かっている日は、その時間までに、それなりにきれいにしておきたいと思うから。
そして、訪問リハビリが終わると、夫はいつもお昼寝をする。静かにしていれば、2時間ぐらい眠っているので、4時過ぎまで寝ていることが多い。
起きた頃には私は夕食の準備を始めるので、金曜日は一番変化のない1日なのだ。
今日も2時ごろ、夫はお昼寝に入った。私はいつも通り、静かに静かに、音が漏れないように隣の部屋で録画番組を観ていた。
3時頃、玄関チャイムが鳴ったので、静かに静かに、音を立てないように玄関まで行き、ドアを開けた。
すると、同じ組のSさんが立っていた。
Sさんは長男の同級生のお母さん。最近は道で会えば挨拶する程度のお付き合いだけど、子どもたちが中学生の頃まではいろんな面でよくご一緒した方だ。家は我家の一本裏の道で、一分とかからずに行けるところ。そんなに近くでも、以前は何かおすそ分けを頂いた時には、絵手紙を出したりしていたし、今でも年賀状のやり取りは続いている。
そのSさんがカレンダーを持ってきてくれたのだ。地元のパステル画家のカレンダー。
地元の画家といっても、以前は大手出版社の雑誌にも起用されていた方だ。最近はどうか知らないけれど・・・
Sさんは訳あってカレンダーを何部か購入したそうだ。だけど、それを貰ってもらえる人がいないからと、私に持ってきてくれたのだ。ホントは貰ってもらえる人はたくさんいると思うけれど、メルヘン画だから人を選ぶのか、それこそ25年ぐらい前にはよく一緒に個展を観に行ったことがあるから、私に白羽の矢が立ったのか。どっちにしてもありがたく頂戴した。
Sさんは、お礼はしないようにと言わんばかりに「貰ってもらうんだからね・・・」と念押しし、帰られた。
その場でお礼の言葉は伝えたけれど、そんな時にはとりあえず絵手紙を出すに限る。
それで、私たちの話声で早めに目覚めた夫にいただいたカレンダーを見せ、ハガキ絵を描いてもらうことにした。
ラフランスをくれたT子さんとSさんの二人に絵手紙を出すように。
昨日から描く気はあったみたいだけれど、描き出したらうまく描けずに筆が止まってばかり。何枚も描いては破り、また描いては破り・・・
「それでいいよ」と言っても、ホントはまだ気に入らない様子だった。私から見れば十分のできだと思うけれど。
ホントは原画で出したいけれど、そうもいかないのでスキャナでPCに取り込み、ハガキに印刷。
どうにも気に入らなかったのか、この中の一枚は上から絵の具で色を足していた。どれなのか分からないぐらいだけど。
明日は言葉を書いて、ポストに投函できそうだ。
ラフランスの絵にラフランスの切手では芸がないかもしれないけれど、切手もやっぱりラフランスにして。
これは2008年に描いたラフランスの絵手紙。去年、違う絵手紙を2枚アップしたので、今年はこれをおまけで。