えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

過ぎ去りし日の思いで

2009年の今頃、甥っ子の結婚式に出席するため東京に出かけた。

甥というのは私の兄の長男。東京の大学を出て、そのまま東京で暮らしていた。

甥は我家の二男と同学年で、長男とは高校が同じ。そして、ラグビー部の先輩後輩という間柄だった。で、我家は全員招待された。とはいえ、我家の息子たちは東京で暮らしていたので結婚式場で合流することになった。

東京までなら新幹線のひかりを使えば1時間半で 着く。だけど、兄がホテルをとってくれたので、私と夫は前日に出かけた。

 

東京という町は文化の拠点だから、私たち田舎者にとってはとても刺激的な所だ。せっかく東京まで出かけるならばと早めに出かけ、街歩きを楽しむことにした。

もう4年も経つとどういうコースで回ったのかあんまり覚えてないけれど、上野と浅草界隈に行った事だけははっきりと覚えている。

上野公園のイチョウがものすごく見事だったから。

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 ここは東京文化会館の前だと思う。

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公園の中はイチョウの落葉で埋め尽くされていた。

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少し影がある所の方が情緒があるような気がする。

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上野には国立博物館や西洋美術館、東京芸大美術館、等など美術館がいっぱいでいつ行っても刺激的だ。

 

たぶん、その日は上野と浅草だけでホテルに行ったと思う。

夜は翌日結婚式を控えた甥を含め、兄家族と我家の4人で前祝をする予定だったから。

 

結婚式は内々でいい結婚式だったと思う。

 

結婚式を終えた後は子どもたちとも渋谷の駅で別れ、私たちは東京駅に向かった。

疲れていても、あの頃は私も夫もまだまだ元気だったと思う。そこはせっかく東京まで行ったのだからとブリジストン美術館にも寄ってきたぐらいだから。

どんな展覧会だったのかは忘れてしまったけれど・・・

 

今日は近所の方からギンナンをたくさんいただいた。それを見ていたらイチョウの紅葉を思い出し、甥の結婚式の時のことまで思い出してしまった。

「もう、あんなに精力的に動き回る日は二度と来ないだろうな」と思うと、何だか思い出に浸ってしまった。