えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

定期受診のあとで

今日は3ケ月に一度の定期受診日。

我家は二人とも朝が遅いので予約時間は10時30分。もしも早く出かけることができたなら、病院の喫茶室でコーヒーを飲もうと計画していた。それなのに、洗濯物も干せないぐらい遅くなって、ギリギリに病院に到着。

それでも予約時間の5分前には診察室前の待合で待ったいた。今の主治医は診察が早く、いつもだったらすぐに呼んでもらえ、数分で診察終了という時の方が多い。

それが、今日はなかなか呼んでもらえない。1人にかかる診察時間が長い長い。30分~40分ぐらい経ってやっと電光掲示板に受付番号が表示された。

主治医は相も変わらず「お変わりありませんか?」と聞く。

私も血圧の値もいいこと、痙攣発作もないことを報告する。

主治医は「それではこのままお薬を飲んでいただいて、今度は12週後に・・・」

それでお終い。それこそ1分もかからずに診察が終了した。

それはまあ、調子がいいということなのだけれど・・・

その後、病院内のキャシュコーナーでまた待たされて、何だか疲れてしまった。

それで、という訳ではないけれど、夫に「お昼、何か食べて帰らない?」と聞いてみた。すると、夫はにこっと笑って頷いたのだ。

病院の喫茶室でもいいけれど、家の近くのおすし屋さんで少し贅沢してもいい。そこは多目的トイレがあるから安心だし。

夫に選んでもらったところ、おすし屋さんの方がいいという。だけど、病院を出たところで「遠出してもいいか・・・」と思い始めた。その時、まだ11時30分ぐらいだったから。

それで、今度は「おすし屋さんと奥浜名湖まで行くのとどっちがいい?」と聞き直してみた。右に行けば浜名湖方面、左に行くと家の方に行く道で。すると、右に曲がるようにと合図したのだ。

ということで、今日は奥浜名湖国民宿舎までドライブ&ランチに出かけることにした。病院からだと多分45分から50分ぐらいで着けるはず。

もう何回も書いているけれど、私は浜名湖のドライブは大好きなのだ。できれば助手席の方がいいけれど・・・

多米峠を通るとまだ紅葉がきれいだった。峠の途中で静岡県に入り、下れば右に左に浜名湖を眺めながらのドライブとなる。

浜名湖は穏やかでキラキラと湖面が輝いている。ある所では深い緑色。ある所では透明と、場所によって雰囲気も景色も変わる。カーブが多い道だけど、水辺を眺めているだけで心が落着くから不思議だ。

奥浜名湖国民宿舎は浜名湖が見下ろせる小高い山の上に建っている。そこまで行く間の木々もまだ紅葉がきれいだった。

夫は今年、公園でしか紅葉を見ていない。

私が「見て見て!! ほら真赤だよ」とか「あそこは黄色がきれいだね」と話しかけると、夫はその方向を見ては穏やかな笑みを浮かべてくれる。だから、こうして山の紅葉を見せることができたと思うと、それだけで嬉しくなってくる。「来てよかった・・・」と。

ランチはもちろん満足な量と味。そしてお値段もおすし屋さんでのランチを思ったら安上がりですんだ。

この間、J子さんと二人でランチの忘年会をした。だから今日は夫と二人の忘年会ということにしておきましょう。