えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

モヤモヤしている

今日は訪問リハビリの日だった。

何度も書いているけれど、私は訪問リハビリがとても気に入っている。担当PTは3人ともとても優しくて親切。そして、目の前で行われるリハビリを見ることは私の介護にとっても参考になり、技術につながる。訪問リハビリというのは夫と私の生活を考えた上での生活リハビリでもあるから。

 

今日も予定通りのメニューがこなされ、リハビリが終了した。

そこまでは良かった。

 

リハビリが終わった後、担当のNさんから「そういえば、来週のことはお聞きになっていますか?」と聞かれた。何も聞いてないことを伝えると、Nさんは「来週は施設の記念日でお休みになるのです」と言われた。ということは、来週の訪問リハビリはお休みということ。

私は「わかりました」と答えた。「お休みになります」と言われれば、そうとしか返事のしようがないから。今までにも施設側の都合でお休みになることが何度かあり、その度にそう答えてきた。

それが今日、お休みの説明を受けた後、数分の雑談のなかでNさんは「お休みになると日にちの振替が大変なのですよね」と言うのだ。私はNさんに「日にちを振り替えてリハビリをする人がいるのですか?」と聞いてみた。すると「結構大勢いるのです。だから大変なのです」とNさん。

私は施設側の都合でお休みになる時、一度だって振替の話しを言われたことも、聞かれたこともない。

以前、担当のPTから「年休をとるのでお休みにしてほしい」と言われたことがある。その時も「お休みにしてほしい」と言われたので「わかりました」と答えた。そして、週に何回という契約書を交わしての契約なのに、代わりのPTでのリハビリ、あるいは代替え日というシステムはないのだろうかと思った。だけど、夫のリハビリは一回お休みしたところで急激に衰えるものではない。ましてや命に関わるものでもない。だから、私がどんなに訪問リハビリを楽しみにしていても諦めてきた。

それが今日、日にちを振替えてリハビリを受けている人の存在を知ってしまったのだ。だけど、我家では「お休みになります」とだけしか言われなかった。

私はそれ以上聞くことができなかった。もちろん「我家も振替えてほしい」と言うこともできず。だけど、それ以降モヤモヤした気持ちが私の心の中に残ってしまった。

 

振替でする人としない人の違いは何なんだろう・・・

私が初めて「お休みにしてほしい」と言われた時、振替のことを聞かずに「わかりました」と答えてしまったことで、我家は休みにしてくれる家と思われているのだろうか。

それとも夫はデイケアでもリハビリを受けているから休んでも大丈夫だと思われているのだろうか。

 

たぶん、今後も「お休みにしてほしい」と言われれば「わかりました」と答えるだろう。どんなに振替えてしてほしいと思ったとしても。

日にちを振替えることの大変さは、訪問看護を抱えていた部署に勤務した経験がある私にもよく分かるから。それに、リハビリを一回お休みしたところで急激に衰えるものではないし、命に関わるわけでもないことだから。

とはいえ、やっぱりこのモヤモヤとした気持ちを心から拭い去ることはできないでいる。