えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

自分に甘すぎかも

仕事をしていた頃、勤務の開始は8時30分からだった。だけど、着替えの時間も考え、勤務場所には8時には着くようにと、7時20分には家を出ていた。

元来、私は朝が苦手。だからといって、休み以外の日には何が何でも起きなければならない。それで、ベッドから手が届かないところに激しい音で鳴る目ざまし時計を2個、時間差で鳴るようにセットし、ラジオもタイマーでかかるようにしていた。

それだけしてあれば、どんなに夜遅くに寝ても、夜中に目覚めて眠れなくなったとしても、まず勤務に遅れることはない。

まあ、勤務していた頃には仕事で心身ともに疲れ果て、ベッドに入ればすぐに夢の中で、寝付けないということなど滅多になかったけれど。それに、当たり前のことだけれど、給料をもらって働いているという自覚もあったし。

それが、仕事を辞めた今、朝なかなか起きられないでいる。

寝る時間が遅いということもある。肉体を使わないせいか、寝つきが悪くなった。夜中に夫のトイレで起こされるということもある。そして、一旦起きるとなかなか寝つけない。

月・木の夫がデイケアに行く日には携帯電話のアラームがセットしてあるけれど、手が届くところに置いてある。もしも起きられず、送迎車の時間に間に合わなければ、遅れても送って行けば問題はないから。

火・金は燃やすゴミの日。水曜日はプラスティックゴミの日。ゴミの日には8時30分までに出すことになっているけれど、実際の収集時間はもっと遅い。それでも間に合わなければ次回まで家に置いていおけばいいだけのこと。もちろん、置いてなんかおきたくはないけれど。

結局、今の私にとって絶対に朝早く起きなければならないという理由がない。夫に合わせた睡眠で良いということなのだ。

元々自分に甘い性格の私。こんな風に思ってしまうと、増々起きられない。

今日は夫がデイケアの日だった。

昨夜はなかなか寝つけず、やっと眠りについたと思ったところで、4時頃に夫のトイレで起きた。それからまたなかなか寝つけず、気持ちよくなったところでアラームが鳴った。

手が届くところに置いてあるので、止めてしまったらもう起きられない。気付いた時には8時になっていた。

送迎車は8時45分の予定。いつも5分ほど早く着くので、もう間に合わないのが目に見えている。そうなると「まあ、送って行けばいいか」と、すぐに自分を甘やかしてしまう。

デイケアに電話し、自分の着替えを済ませ、布団の片付け、夫の着替えを介助し、朝食の準備をして食べて、洗面にトイレ・・・

いつもだったら大急ぎで支度するのに、送って行くと決めた途端のんびり仕度をして、また自分を甘やかしてしまう。

働きながら介護をしている人のことを思えば、自分は何て甘えているのだろうと思うけれど。まあ、いいっか・・・

自分に甘すぎるかもしれないけれど、充分な睡眠をとらないと自分自身の体が保てない年齢になったのだから。

こうしてまた自分自身を甘やかしてしまうのだけど。