えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

遠くの人を思う

長年看護師として働いていると、診察の場に立ち会うことも、検査に立ち会うことも、病名を告知する場面に立ち会うこともある。

だから、身近な人が病気になってしまった時、多くを語らなくても大体のことが分かってしまう。例えば症状と今後のことを聞いただけで病名とか治療法までもが。もちろん、相手が自分から話したこと以外は聞くようなことはしないから、間違っているかもしれないけれど。そして、当然のことだけど、それは自分の心の中だけに留めている。

 

今日、ブロ友のTさんからメールが届いた。

この間も書いたけれど、Tさんは夫より半年前に脳出血で倒れた奥さんの介護をしている。私より10歳以上若い彼は仕事も家事も介護も一人で熟していたのだ。

その彼に病気が分かり、明日入院治療に入るとのこと。

メールには、本人はいたって落着いていること。徹底的に治すしかないと思っていること。初体験のことばかりで、経験値アップさせようと妙なワクワク感さえ感じているので心配なく。等など、書いてあった。だけど、私は心配でたまらないのだ。

ブログと電話とメールだけの繋がりで、遠くに住む彼とは会ったことはないけれど、それでもとても心配している。

考えても、いくら心配しても、何にもできないことも分かっているけれど・・・

 

今日は久しぶりに青空が広がりいいお天気だった。

思いっきり鍬を振り上げ地面を掘り、庭仕事をしながら「神や仏はあんなに頑張っている彼に入院させるほどの試練を与えなくてもいいものを・・・」と、腹立たしく思っていた。

彼が早くよくなりますように・・・

仲好しの奥さんや愛犬と一日も早く一緒に暮らせますように・・・

と、西の空を眺めながら願っていた。