えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

老人の不安から

看護学校の同級生Mちゃんは、老人の不安は健康・経済・孤独だと言う。そして、年をとったせいか病は死と直接結び付くし、自分のことができなくなったらどうしたらいいかと、切実な不安になってきたとも言う。

Mちゃんは生涯独身。看護学校を卒業後、ずっと公務員として働き、定年を数年残して早期退職をした。だから、経済に関しての不安より、健康不安が一番なのだろう。まだ自分で行動できる今の年齢なら孤独でたまらないということはないと思うから。

私は今、現実に健康を害しているわけではないけれど、最近は健康に関する不安がだんだん強くなってきた。我家の場合はどちらかの健康が侵されれば、経済だけでなく、生活自体も破綻しそうだから。

 

この間、J子さんとデパートに行った時、地下食品売り場の出入り口で昆布の対面販売をしていた。

いつもだったら声をかけられても素通りするのだけれど、その時、とろろ昆布とだし昆布とおやつ昆布の袋をどれでも5袋で1000円にするとの言葉とその表示に足を止めてしまった。すると、対面販売のベテラン男性は言葉巧みに効能を話し始め、根昆布水の試飲を勧めてきた。

そして、J子さんに「あなたは胃下垂だから太れない」と言い、私には喉の病気に気をつけるように言った。そして、5キロぐらい痩せた方がいいとも。

J子さんは「ほんとに胃下垂だけど、それを指摘されたのは初めてだ」と言い、私はというと、誰にも話したことがなかったけれど数年前から時々喉に違和感を感じることがあり心配だったのだ。それに、見た目で言ったのかもしれないけれど、私も5キロ痩せると丁度いいと思っていたところだった。まあ、それで信じたわけではないけれど、昆布は好きだし、自然食品で体にもいいと思っていたから、だし昆布ととろろ昆布とおやつ昆布を合わせて5袋だけ買うつもりだった。だけど、話術にのせられ根昆布まで買ってしまったのだ。

買ってからでは遅いと思ったけれど、帰ってから根昆布水のことをネットで調べてみた。すると、良いことがいっぱい書いてあった。NHKのあさいちでも取り上げられていたことを知り、ますます信じる気になってきた。

それで「買ったからには飲まねばなるまい」と、この間から根昆布水を作り、飲み始めた。レモン水か酢を適量混ぜるとより効果的だと言われたので黒酢を混ぜて飲んでいる。そのせいか、飲めない味ではないけれど、面倒臭がりの私のことだから、このまま毎日作り続けることができるだろうか。

対面販売では効果が表れるのは3か月後だと言われた。だから、それまでは頑張って続けてみようかと思っている。いずれは避けて通れないことであっても、今はまだ健康不安を払拭したいから。