えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

予定は変更したけれど

この間、T子さんから「20日の日、予定がなかったらどこかにふらっと出かけない?」と誘われた。やる事は山ほどあっても、どうしてもの予定は入っていない。それで、突発的なことがない限りどこかに行く約束をした。

二人の間で行先を決めてあったわけではないけれど、私としては「どこかにふらっと・・・」と誘われると、行きたいと思っていたところがある。それで、秘かに一人計画を立てて楽しみにしていた。

ところが今朝は今にも雨が降出しそうな空もよう。夫がデイケアに出かける頃には一時ほんの少しだけパラパラとしたし。しかもものすごく寒かった。

電話をすると、案の定「今日はものすごく寒いよ。我家には誰もいないから、まあ家においでよ。ゆっくりおしゃべりすればいいから・・・」という返事だった。

T子さんは私より11歳年上だから無理は禁物だけど、私としては家でおしゃべりするよりも、外の空気を吸いたい気分だった。もちろん、おしゃべりだけでも十分楽しいとは思っていても。

 

それで、まずはT子さんの家に行くことにした。

家にはT子さんと私の二人だけ。だから、誰に気兼ねをすることもなく、次から次へと話が弾んだ。話しの中で、この間書いた根昆布水の話になった時、T子さんが「あかばねロコステーションに根昆布があったよ。行ってみる?」と言ったのだ。

あかばねロコステーションというのは、田原市にある道の駅のこと。T子さんの家からだと一時間あれば行くことができる距離。

だけど、確か「根昆布は北海道の一部の地域でしか採れないと聞いたけれど・・・」と思いながらも、家でじっとしているよりはずっといいと思い、出かけることにした。

 

今、田原市は菜の花まつりの真最中。

写真はないけれど、道中には満開の菜の花畑があちこちにあり、私たちを楽しませてくれた。一面に咲く黄色の菜の花は見るだけで元気が湧き出てくるような気がするから、私は大好きなのだ。

 

 道の駅あかばねロコステーションに着くと、駐車場からは太平洋が眺められる。

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T子さんは芽昆布と根昆布を勘違いしていたみたいで、残念ながら根昆布は売ってなかった。だけど、産地の岩のり、小女子、春キャベツ、トマトなどが安く買えた。

それに、どんよりとしたお天気とはいえ、太平洋が眺められたことだけでも私には嬉しいことだった。もちろん、菜の花から元気をもらえたことも嬉しいことの一つだった。

で、やっぱり家でおしゃべりしているだけよりずっと良かったと思える一日になった。