えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

やるべき事は早くやった方がいい

子どもの頃、宿題がでてもギリギリにならないと始められなかった。来週までと言われると、その前日の夜にならないと始められないし、明日までと言われれば寝る時間になってやっとやりはじめるような具合で。もちろん、学生時代は予習・復習なんてとんでもないことだった。それでも、出された宿題をやらずに学校に行けるほどの度胸はなく、泣きながらでも期日までにはやっていた。

近所に住んでいた2つ年下ののりこちゃんは夏休みの日誌をまだ夏休みが始まったばかりの2日間ぐらいで全部終らせ、その上、お母さんにドリルを買ってほしいとねだり、それも1日・2日でやってしまうという。そのことをのり子ちゃんのお母さんから聞いた母は我が子との違いに驚いていた。かといって、早くやるようにとか、勉強するようにとか言うようなことはなかった。

私の学生時代はずっとそんな調子で、試験勉強でさえもいつも一夜漬け。卒業してからもそんな性格は変わることもなく、何かにつけてギリギリだった。

 

再就職したのが、二男が中学に入学する年だった。

新しい職場は通常の業務以外にもしなければならないことがたくさんあった。院内の研修を受ければレポート。院外の研修を受ければ、研修によっては事前レポートがあり、受講後にはもちろんレポート。スタッフの頃には係の仕事があり、年度初めには目標、年度末になればその総括。役職が上がればますます期日が決められたことが増えていった。

それもいつも提出期限ギリギリだった。もちろん、遅れることはなく期限内には提出していたけれど。

同僚のNちゃんとKさんは、言われたらいつもすぐに取りかかり、提出は二人で1・2番を争っていた。私が「早いね」と言うと、二人とも「どうせやらなきゃならないんだから、いつまでも気にしてるの嫌だからね。さっさとやって遊ばなくっちゃ・・・」と。

私だって、やらなければならないことがあるといつも気になっていた。それでもできないでいたのだ。まあ、やっぱり自分に甘いのかもしれないけれど。

二男が高校生の時「宿題がやってないけどどうしよう」と言った。私は「母さんもレポートとかなかなかできないんだよね。忘れていったら・・・」と言ってみた。すると「それでも母さんはいつも期日までにはやり遂げているじゃない」と言い、それから遅くまでかかって何とか朝までには仕上げていた。

学生のうちはまだいい。といっても、高校は義務教育ではないので留年という覚悟はいるけれど・・・

私の場合、給料をもらっている以上、期日に遅れることは許されないことだと自分が思っていただけのこと。

 

今日は友人と出かける約束をしていた。

約束と言ってもアバウトなもので「お互い何事もなかったら・・・」というようなもの。

で、友人が風邪をひいて微熱があるとのことで延期になった。

頑張って早めに起き、夫が送迎車に遅れないようにと、これまた頑張った後だったので、仕方がないことだけどちょっとガクッと肩を落としてしまった。

やる事はいっぱいある。やらなければならないことも。もちろん、3月17日までという期限があるものも・・・

それなのに遊びに行こうとしていたのだ。

肩を落としている場合じゃない。ずっと気になっているんだからこの際やってしまおう・・・

というわけで、いつもギリギリだったけれど、市民税・県民税の申告書を書き終え、郵送することができた。

早めに済ませてしまえば、気が楽になるのも早いということ。何でもこうして早くに済ませてしまえばいいんだけれど・・・