えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

願望だろうか

昨日、川瀬巴水展で買った絵はがきを使って長男夫婦に、ひらがなが読めるようになった孫にはかわいい消しゴムアートのハガキを使ってお礼のハガキを書いた。

長男にハガキを出す時には二男にも同じように出すことにしているので、二男にも川瀬巴水展で買ったハガキを使って出した。

 

そして、今日は夫がデイケアに出かけた後、横浜土産を持って兄の家に行こうと考えていた。

 

それでだろうか、久しぶりに夢を見た。

いつもだったら、目覚めた時に「ああ、夢か・・・」と覚えていても、頭を少しでも動かした途端、すっかり忘れてしまい、思い出すこともできないのだけれど、今日はしっかりと覚えている。

そして、妙にリアルな夢だった。

 

私は上半身を30度ぐらいに上げた介護ベッドで寝ていた。

ものすごく眠たくて、だけど息が苦しくて・・・

周りには車いすに乗っている夫と長男家族、そして二男と兄がいた。

私は一人一人に「ありがとう」と言い、夫には「先に逝くことになってごめんね。すぐに迎えに来るから・・・」と言った。

それから「もう寝るからね」と言い、目を閉じた。

そこで、ピッピ、ピピ、ピピ・・・

とアラームが鳴って目覚めたのだ。

 

 目覚めて夢だと分かった時、しばらく目を瞑ったまま起き上がれなかった。

余りにリアルで、これはこんな風に逝きたいという自分の願望なのかもしれないと思った。ま、そんな逝き方はできないとは思っているけれど。

 

この間、夫の母が好きだった椿が咲いた。

椿を見ながら義母のことを思い出していたこともあったのかもしれない。

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 いつ逝ってもいいと思いながらも、まだお迎えには来てほしくないとも思っているのだ。