えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

三河っ子のソウルフード

この間T子さんの家に行った時、お昼に近くのうどん屋さんへ行った。

この辺りはうどん屋さんもランチメニューが豊富で、その中から私たちは天丼セットを食べた。

天丼セットというのは天丼と「にかけうどん」とサラダと漬物がセットになった物。

天丼も「にかけうどん」も単品よりも量は少ないけれどボリュームたっぷりだ。

しかも天丼にはえび天が2尾、かぼちゃとなすの天ぷら、シシトウの天ぷらが2本も乗っていた。そして、値段は1000円。

 

そのことを看護学校の友人Mちゃんにメールで話した。

その時、いつも言っているように「にかけうどん」のことを「にかけ」と書いた。

私にとっては当たり前のいい方だったから。

すると、Mちゃんから「にかけ」と天丼のセットはどんなものなのかと、返信メールが届いた。後から知ったけれど「にかけ」と書いてあるのは入力間違いだと思ったみたいだ。

まさか同じ愛知県に住んでいるMちゃんに「にかけ」が通じないとは思ってもいなかったので「にかけうどんと天丼と・・・」と、もう少し詳しく書いて返信した。

すると 「にかけ」は「にかけうどん」という「うどんのこと」だと分かり、ネットで調べたというのだ。そして「にかけうどんは三河地方独特の言い方なのですね」と書いてあった。

 

私はそのメールを読むまで、にかけうどんが三河地方だけのものだとは知らなかった。で、びっくりして私までネットで調べてしまった。そこには「三河っ子のソウルフード」と書いてあったので、またまたびっくりしてしまった。

 

「にかけうどん」が三河っ子のソウルフードならば、画像がないので他の地域の人にはどんなうどんなのかさっぱり分からないと思う。

それは、うどんに刻んだ油揚げと蒲鉾とほうれん草と花かつおと刻みネギをたっぷり乗せ、だしが利いた濃いめのしょうゆ味の熱い汁をかけたもの。

余談だけれど、冷たくした汁をかけたものは「ころうどん」と言っている。

 

この地方のうどん好きは「にかけうどん」を食べる人が多い。そして、にかけの味でうどん屋さんのうまいまずいが分かると言う人がいるぐらいなのだ。

因みに私もうどん好きだけれど、私が一番好きなのは白醤油仕立ての親子南蛮うどんだ。ただ「にかけうどん」はどこのうどん屋さんにもあるけれど、親子南蛮や鳥南蛮はどこのお店にもあるわけではないので残念だけれど。

 

以前にも「デセール」という菓子パンのことが通じなかったことがある。

同じ県に住んでいるのにまるで他県に住んでいるようだ。

 

ま、にかけうどんが三河ソウルフードだったなんて驚いたけれど、一つ利口になった。

そして、うどん好きの私にとって「にかけうどん」は三河の自慢できるソウルフードだと思うのだ。