読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

こわい電話

昨夜遅くに固定電話が鳴った。

びっくりして受話器を取ると「夜遅くにごめんね。ちょっと聞きたいことがあって・・・」と、男性の声。

子どもたちの声とは違う気がして「どなたですか?」と聞くと、はっきりと長男の名前を名乗った。

実はこの電話、詐欺グループからの電話だったのだ。

 

電話では、38.2℃の熱があり喉が痛いこと。会社で貧血を起こして倒れてしまったこと。倒れた時に携帯電話が壊れ、会社の携帯電話を借りていること。翌日(今日)半日年休をもらって病院受診をすること。首の後ろにしこりができ、それが癌ではないかと心配していること。などを話し、病院に受診した後、結果を電話するつもりでいるけれど、家にいるかと聞き、私の携帯番号が分からないので、一度電話を切り、会社から借りた携帯電話に電話してほしいと、かったるそうな声で言った。

私は相手が長男の名前を名乗ったことから疑うこともなく、自分の携帯電話から相手が言った番号に電話をした。

この時、裏で女性の声が聞こえたので嫁であるN子さんが近くにいるのだと思い込んだ。

(不審1、考えてみればN子さんは私の携帯電話の番号を知っているのだから、私に電話をさせる必要はない)

子どもたちは私が看護師であることから、今までにもこうした相談の電話を何回も受けたことがあるのだ。だから、今回もそうだと思い込んだ。

長男は年齢的にも仕事に勢力を注いでいる時期である。通勤距離の関係で、朝は早いし、夜は遅い。休日は家族サービスとラグビーで肉体的には疲れが取れないのかもしれない。本人は充実した生活だろうけれど、それで免疫力が落ち発熱したのだろうと思った。

で、首の裏のしこりは、見てないからはっきりは分からないけれど、脂肪腫である可能性が高く、悪いものである可能性は低いと思うこと。だから、過度の心配はしないようにすること。そして、発熱に対する注意とゆっくり休むように伝え、電話を切った。

 

それから私は布団に入ったけれど、もう眠れなくなってしまった。

「N子さんが傍にいてくれるのだから・・・」と思いながら、首のしこりのことを考えていた。息子がしこりと感じているのはひょっとしたら骨ではないか・・・とか。

 

そして今日。

11時頃に携帯電話が鳴った。出ると例の詐欺男。

受診を済ませたこと。医師から扁桃腺炎と言われ、点滴を受けたこと。午後からは出勤してもいいと言われたこと。ストレスや心配事があるのではないかと言われたこと。などを話した後、実は・・・ときたのだ。

私が一人であることを確認し、ぼつぼつと話し始めた内容は、会社の女性を妊娠させたこと。その人のご主人がカンカンに怒り、訴えると言っていること。そして、知り合いの弁護士に相談していること。それが2週間前の出来事だと言うことだった。

その時点で、私は「これは詐欺だ」と思った。テレビで何度も聞いた手口だったから。

で、最後まで聞いてからにしようかと思ったけれど、何だか怖くなってしまい、客が来たからと装い、電話を切った。そして、N子さんに電話で確認した。

すると、長男は元気で会社に出かけたそうで、やっぱり詐欺だったと確信したのだ。

 

次は警察に電話だ。

警察で事情を話したところ、今日はそんな電話が何件もあるといわれた。

そして、逮捕したいので「よければ騙されたふりをしてもらえないか」と言われた。だけど、残念ながらその後は電話がかかってこなかった。というか、庭に出ている時間に着信はあったけれど気づかなかったのだ。

警察からは私と息子の氏名と生年月日を聞かれた。そして、二度目の電話で息子の出身高校を聞かれた。どうやら、息子の出身校の名簿が使われていたらしい。

 

親心を利用して詐欺を働くなんて許せない。例えお金がなくても、声が違うと思っても、相手から息子の名前を名乗られたら信用してしまう人もいると思う。心配するだけでも寿命が縮んでしまいそうでほんとに許せない。

私は昨夜、心配して眠れなかったことが腹立たしくて仕方がない。

だから、今は犯人グループが摘発されること。そして「誰も騙されていませんように・・・」と、願うばかりだ。

 

息子さんがいるお母さん方やおばあちゃん。気をつけましょうね。

そして、親元離れている男性諸君。親御さんに注意するように連絡してあげてください。騙されないようにと。