えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

介護で大変と思われないように

物持ちがいいのか、ケチなのか、私はモノが壊れて使えなくならないと新しいものが買えないでいる。壊れても代替えのものがあれば、やっぱり買うことができないのだ。

 

以前、オフホワイトの皮のウォーキングシューズの底が抜けてしまったことを書いた。で、買いたいと思っていると。でも、まだ買えないでいる。白いズックのスニーカーで代用できているから。最近では暑くなったので、白のサンダルも穿けるようになったし。

 

私はバッグの中にたくさんのものを入れている。だから、私のバッグは大きい。

そして、夫が車いすの生活になってからは、たすき掛けができるショルダーバッグでないと使い難くなってしまった。

袋物は昔から大好きだったので、バッグはいくつも持っている。だけど、夫と一緒の時に使いやすいものは一つしかなかった。

それが使いすぎで皮の表面が擦れてしまった。それでも、まえうしろを反対にして使っていた。とても女性のすることではないと思いながらも、そうすれば他の部分は傷んでないので使えるからと思って。もう少し小さいバッグならまだいくつもあるのに・・・だ。

で、友人に見せては笑い話にしていた。

 

友人は笑いながらも、見るに見かねたのか「皮ではないし、新しいものではないけれど・・・」と、処分するつもりだという黒のバッグをくれた。それはたすき掛けできるバッグで、形や大きさは使い勝手がよさそうだった。で、私はありがたく頂戴した。

それがまた、まだ目立たないけれど、表面が擦れてしまった。

 

「今後こそ買おう・・・」そう思いながら、大きくてたすき掛けができるバッグを探していた。思うようなバッグはなかなか見つからなかったけれど、最近やっとカタログで見つけ、手に入れることができたのだ。

 

で、また。

「リュック式のバッグを買ったけれど、紐が細くて肩に食い込んでしまうから、使ってくれない・・・」と、友人から声がかかった。

私は何年も前に買ったリュック式のバッグも持っている。当時はよく使ったけれど、たすき掛けのバッグを使うようになってから日の目を見ることがなくなり、今は押し入れの中だ。処分すればいいのに、まだ使えると思うと処分できないのだ。

 

やっと手に入れたバッグは、ちょっと大きすぎかと思うぐらいだったけれど、まずまず気に入っている。

声をかけてもらったバッグはたすき掛けにはならないけれど、大きさは丁度良さそうだ。それに、車いすで散歩する時にはショルダーの長さをいちいち直さなくても後ろにかけることができそうだ。

私は出かける度に中身を入れ替えて使うほどマメではないけれど、袋物は大好きだ。

なので、もちろんありがたく頂戴することにした。

それに何より「誰かにあげよう」と思った時、一番先に私の顔を思い出してくれただなんて、そんなうれしいことはないのだから・・・

 

せっかくだから横着をしないで、洋服に合わせてとっかえひっかえ使うことにしよう。

少しはおしゃれをして「えむこさんは介護で大変みたい」と思われないようにしないと、夫にも悪いし・・・