えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

もうムリは効かない

若かった頃、人様に何か誇れるものがあったとするならば、それは持って生まれた頑強な身体と寝溜め食い溜めができたということだろうか。

それが最近、寝溜めも食い溜めもできなくなり、その上、頑強だと思っていた身体もそうではなくなってしまったような気がする。

 

このところ、夫が夜間トイレに起きる時間が変わり、私は5時頃に起きてしまう日が続いた。冬ならば目を覚ましてもまた布団に潜り込んでいるのだけれど、今は目覚めてしまえば寝てはいられずに起きてしまう。そして、日が照りはじめる前に1時間ぐらい草取りをすることが多かった。

それでなのか、昨日は久しぶりに頭痛に悩まされた。

原因はたぶん睡眠不足。水分はこまめに摂るようにしているし、日中は28℃に設定したエアコンをつけた部屋で過ごしているので、熱中症ではないと思うから。

 

夫はいつもお昼寝をする。私もその間に眠れば治るだろうと思ったけれど、横になっても眠れないのだ。それどころか、まだ消化器症状が出るところまではいかなかったけれど、頭痛は酷くなるばかりだった。

目を瞑り、首筋から肩の辺りを自分でマッサージをしていると、少しだけ良くなったような気がしてくる。「あ、眠れるかも・・・」と思い始めた頃、夫が目覚めたのだ。

 

若い頃には直ぐに眠れるのも特技のようなものだった。疲れたとか睡眠不足だと思えば立っていても眠れたぐらいだ。それに少々の睡眠不足でも身体症状が出ることは滅多になかった。それが今ではすぐに調子が悪くなる。特に最近は。

 

昨日はそれで早く寝た。だから、今日は少しは良かったけれど、まだ何となく怠いのだ。

これが年を取ったということだろうか・・・

 

寝溜め、食い溜めができなくなってしまった今、必要な睡眠と栄養は日々確保しなければならない。

今の生活スタイルならば食い溜めをする必要はないと思う。だけど睡眠は夫のトイレ介助で夜中に2回は起きる。だから意識して早く寝るようにしないと昨日のように体調不良を起こすのだ。

 

以前、テレビで「60代の睡眠時間は6時間ぐらいがいい」といっていた。連続して6時間眠れるのならばいいのだけれど、それが無理なら夫と同じ時間に床に就けばいい。だけど、夫が寝た後が私の自由時間だと思うと寝たくないのだ。

 

身体と心のバランスをうまく保つのは難しいものだと思う。

もう無理は効かないことが分かったのだから、健康な体を保とうとするならば、それを自覚して生活するしかないのだけれど。