えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

友人には元気でいてもらわないと

高校生の頃、学校帰りに仲良しの友人とおしゃべりをしてから家に帰った。それなのに家に帰ってからもどちらからともなく電話をかけ合い、いつまでも話していては母に叱られた。電話料金が3分間で10円の時代のことだ。

 

そんな時代もあったけれど、今では滅多に電話をかけることはなくなった。例えかけたとしても用件を話すだけで数分あれば十分に事足りるぐらいだ。

かかってくる方もセールス以外は滅多にないし、息子たちからかかってくる時もほとんど用件だけ。友人からはメールかハガキがほとんどだけど、電話の時にはやっぱり用件だけなのだ。

 

それが最近、会って話したすぐ後にハガキをくれる友人やその日の内にメールをくれる友人がいて、遠い昔のことを懐かしく思い出したりしている。電話ということはないけれど・・・

 

この間、11歳年上の友人と会った。

会う前日にひまわりの絵手紙をくれ、会って話した翌日にまたモミジバアオイの絵手紙が届いた。

それなのにその翌日に今度は電話がかかってきたのだ。

どうかしたのかと思いながら話を聞くと、体調が悪くてかかり付け医に受診したところ、心房細動が見つかったと言うのだ。

友人も看護師だ。だけど退職してからもう18年が経つし、心臓のことは詳しくないから教えてほしいとのことだった。

その時、私は知る限りの知識を伝えたのだけれど、かかり付け医に何でも相談するように言って電話を切った。友人のかかり付け医は看護師時代に同じ病院に勤務していた信頼のおける医師なので。

 

実は、会う前の絵手紙には、その4日前に熱中症にかかってしまったと書いてあった。そして「前日の草取りや当日朝のゴミ出しに花の水やりが悪かったのかも・・・」とあった。最高血圧が70代に下がり目の前がチラチラし気分が悪くなったそうだ。水分補給をし症状は落着いたけれど、かかり付け医を受診したところ熱中症と診断されたという。

友人は「やっぱり年だと感覚が鈍くなるのかしら・・・」というけれど、熱中症にかかってから1週間足らずで今度は心房細動だ。

すぐに命がどうこうというわけではないけれど、何だかとても心配になってしまった。

私が心配したところでどうしようもないことは分かっているのだけれど。

 

友人は自分の体の変化は何でも知っていたいという。私は心臓関係の本を何冊も持っているのでそれを届けようかと思った。だけど、ネットの信頼がおけるサイトから必要な部分だけを取り出した方が分かりやすいような気がした。で、それをプリントアウトし、手紙を添えて郵便で送った。たぶんそれがもう着いたころだと思う。

 

友人は前述したように私より11歳年上だ。そして私の数少ない大事な友人なのだ。だから元気でいてもらわないと私が困る。「自分のことばかり考えて・・・」と思われそうだけれど。