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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

新しいリハビリに期待

昨日の夜、EテレのハートネットTVで『シリーズ リハビリ・ケア新時代 脳からの挑戦 第2回「宿命の病に挑む」』という番組が放送された。

新聞のテレビ欄には「脳科学で驚きのリハビリ▽脳卒中・神経難病」と書いてあった。

「これは絶対に見なくては・・・」と思ったけれど、ハートネットTVは20時からの放送なのでリアルタイムでは見ることができない。それで録画予約をしておき、今日の午前中に見た。

 

番組のホームページより

いま、「脳科学」の進歩で医療や福祉の現場に大きな変化が訪れようとしています。これまで謎に包まれてきた難病や原因不明の障害のメカニズムが明らかになり、当事者の生活の質を高める新たなケアや、リハビリの可能性が開かれてきたのです。

そして昨日の番組では、体の筋肉が意思通りに動かなくなる神経難病ジストニアの女性と、からだに重いマヒが残った脳卒中の男性に対して、脳科学を活用する「ニューロリハビリテーション」を取材し、その様子を紹介していた。

 

電気刺激を活用したジストニアのリハビリ法とその効果は大変興味深いものだったけれど、夫は脳卒中による重度のマヒ患者なので、イメージトレーニングを活用した脳卒中のリハビリは尚のこと興味深く、番組に引き付けられた。

 

イメージトレーニングを活用したリハビリというのは、運動している自分をイメージさせる訓練のこと。実際に身体を動かさなくても、運動している自分をイメージするだけで、脳の運動野を活性化させることができるのだという。

番組では、脳卒中の後遺症で杖なしでは歩行できない左半身マヒの70代男性が、このイメージトレーニングを活用したニューロリハビリテーションを受けている様子を取材していた。

そして、1回に1時間のイメージトレーニングを2週間続けたところ、杖なしで歩行できるようになったと、その歩く姿が映し出されていた。

イメージできているかは、近赤外線で脳の表面血流を計測し、そのデーターから活動状況を可視化(PC画面で)できるようになっていた。そのようにして患者や医療者に分かりやすく示すことがこのリハビリの特徴となっているそうだ。

 

リハビリを受けていた人は、自分が歩く姿をイメージするように指示され、イメージするのだけれど「イメージするのは雑念が入って難しい」と言っていた。だけど、近赤外線によって脳の表面血流を計測することで、PCの画面上に変化が現れ、きちんとイメージできていることが指示者に伝わっていた。

 

これはまだ研究中。とはいえ、実際に効果が現れているのだ。

夫だけではなく、脳卒中の後遺症で重度のマヒに苦しんでいる人は多い。

そんな人たちのために、一刻も早く、どこの医療機関でも、このリハビリが受けられる日が来ることを期待している。

それまでは、イメージが可視化できないとしても、夫には「自分が歩く姿をイメージして・・・」と言い続けてみよう。そうすることで「先ずは杖を使ってでもいいから、介助なしで歩けるようにならないだろうか・・・」と、淡い期待を持ちながら。