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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

見ているだけでも楽しくなる

金曜日の訪問リハビリの時、担当の理学療法士Sさんが「こんな本が出ていたけれど、知ってる?」と一冊の雑誌を見せてくれた。

それが「車いす・足腰が不安な方のバリアフリー旅」というこの本。 

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Sさんはコンビニに行った時にこの本を見つけ、買ってきたという。中には人気観光地別のお出かけプランや、バリアフリーの旅館やホテルの紹介などなど、バリアフリー旅の情報が満載。Sさんは担当する他の利用者さんが伊勢に行きたいと言っていたこともありこの本を買ったようだ。

 

夫は退院後すぐに訪問リハビリを開始した。なので、Sさんとはもう3年7ヶ月のお付き合いになる。そして訪問リハビリは生活リハビリでもあるので、私たち夫婦の生活の質を高める工夫をしてくれたり、リハビリ中の会話から私たちの思いを引き出すようにしてくれている。

私は私で、理学療法士さんに話すことで情報をもらったり、反対に私自身が経験したことを伝えることで、他の利用者さんにも役立ててほしいと思っている。だから、リハビリに影響がない程度にだけれど、よく話をする。

例えば、車いすの夫と外出するようになった頃、田舎の方に出かけた時にトイレに困ったという話をした。田舎にもコンビニはあったからそういうところにも多目的トイレがあればいいのにと。すると、Sさんは「最近ではコンビニにも車いすで入れるところがありますよ」と教えてくれたのだ。私は滅多にコンビニに行くこともなく、行ったとしてもトイレを借りることはなかった。だから、コンビニに車いすの夫が使えるトイレがあるなんて想像もしていなかったので、その情報はすごくありがたいものだった。しかも「古くからあるコンビニはないかもしれないけれど、最近できた〇〇には大抵ありますよ」と、どこの会社のコンビニが良いかも教えてくれたのだ。まあ、夫は時間がかかるのでコンビニで借りることは滅多にないけれど、知っているだけでも安心できる情報だった。

私も新幹線や在来線、私鉄電車やバスに乗った時のことを話したり、宿泊したホテルのこと、日帰りで出かけた先のトイレの状況、高速道路でのこと等など、バリアフリー情報はほとんど話してきた。他にも行きたいと思っているところやネット情報なども。

それで、私に買った雑誌を見せてくれたのだと思う。

 

私は出かけたいと思う時はもちろんだけど、それ以外の時にも時々、ネットでいろんなバリアフリー情報を検索している。だから、宿泊施設や車いすでも入浴できる温泉施設もどんなものがどんなところにあるのか知っているところは幾つもある。行くか行かないかは別として、見ているだけでも楽しいものだから。

 

この本も、パラパラと見せてもらっただけでも楽しそうだった。それで私も欲しくなり、その日夫がお昼寝している間に買いに行ってきた。でも「ここのホテルはよさそうだ」と思うと、私たちにはもったいなくて手がでないほど高いのだ。見るところ、見るところ、ほとんどのところが高かった。

本には書いてないけれど、もっと手ごろな所がないわけではない。本は本。行けそうな気にさせてもらえるだけでも悪くはないし、眺めているだけでも楽しかった。

高齢化社会になり、こういうバリアフリーの旅行本も需要が出始めたのだろう。旅行を楽しみたいと思っている私はこういう本が出るとほんとにうれしい。見ているだけでも、旅のことを考えているだけでも楽しいものだから。まだまだ車いすで旅行に出かけるのは厳しいけれど・・・