えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

わが家にも欲しいな、ロボット君

 一週間ぐらい前の夕刊に『介護現場 お助けロボ』と題した記事が載っていた。

「ロボットが介護や医療をお手伝い」そんな時代がやってきたというものだ。

大阪の通所介護施設の人間型ロボット「パルロ」は歌を歌ったり、踊ったり、人が声をかけるだけで体操したり、クイズを出したりもできるそうだ。約100人の顔と名前を覚え、会話を重ねることで、その人の趣味や好みの話題も話せるとか。同じく大阪の病院の自立搬送ロボット「ホスピー」はお腹にある収容ボックスに薬や検体を入れて運んでいるそうだ。行き先を指定すると、病院の地図情報から経路を判断し、センサーで人や障害物を避け、エレベーターにも乗れるという。24時間動け、その病院の場合、5台で7人分の仕事をしていると書いてあった。

私は医療や介護の現場でロボットを利用するのは患者さんや利用者さんの体を持ち上げたりするような力仕事の時だと思っていた。現に現場で働く職員には腰痛症の人が多いから。だけど、会話までできるとは驚きだ。

他にも、介護施設内を自動巡回し、お年寄りの異常を知らせる「見守りロボット」も製品化されているという。ラッパ型で自走し、先端にはカメラやマイクが付いていて、人が倒れた場合は、介護職員らがモニターで確認し会話もできるというもの。これは来年2月に実証実験予定だそうだ。

大阪工業大学工学部の本田幸夫教授は「日本の最先端技術を、社会の中で生かすには、ロボットを研究機関から介護施設や家庭などに持ちだして、社会全体が連携して進化させていく必要がある。・・・・・・と話している。

何でもロボットでいいというわけではないけれど、すごいことだと思う。

 

夫は25日が今年最後のデイケアだった。そして、来年の始まりは1月5日。その間、10日間は私一人の24時間介護になるのだ。お昼寝中は1時間ぐらいなら心配しながらではあるけれど、出かけることはできるけれど。

こんな時、「わが家にもロボット君がいたらなあ」と思う。

会話ができて、カメラも付いていて、夫が目覚めた時には私の携帯に連絡が入る。そして、私が「トイレに連れて行ってあげて」と言えば、トイレ介助をしてくれる。もちろん、外出してないときにもトイレ介助や入浴介助をしてくれる。例え狭くても、家の構造にかかわらず。そんな家庭用介護ロボットが開発できたら、わが家にも欲しいと思う。絶対に大事にするから。