えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

今年の我家のいろいろ

今週のお題「2014年のお別れ」〈2014年をふりかえる 3〉

 

今日は風もなく暖かくて穏やかな一日だった。

今年は長男家族が帰省しないので、大掃除はしないと決めていた。だけど、通常より少しだけ丁寧に掃除をし、山盛りの洗濯をした。おせちも多くは準備せず、夫と二人が3が日で食べきれる程度にした。

スーパーにも行かず、「昨日が今日になり、今日が明日になるだけ」と、自分自身に言い聞かせ、焦る心と戦った。

それでもこの一年を思い起こし、振り返ってみた。

今年は夫が脳出血を発症して4年が過ぎた。そして、来年は当たり前だけれど、5年目を迎える。

右半身マヒが残り、車いすの生活。失語症をはじめ、様々な高次脳機能障害も残り不自由な生活になったけれど、今年は松の内に近くの神社だったけれど、初めて二人で初詣に出かけることができた。

同じ月に「おかざき世界子ども美術館」まで「葉祥明展」を観に行った。豊田市美術館へも「宮脇晴展」を、碧南市の「藤井辰吉現代美術館」へも「富岡鉄斎展」を観に行った。我家は愛知県でも東のはずれの方なので岡崎でも車で1時間以上かかるし、豊田や碧南まで車いすの夫と二人で行くのは結構大変なのだ。夫が倒れるまでは車の運転は大嫌いだと言い、いつも助手席に陣取っていたのによく運転するようになったものだと自分でも驚いている。

3月には横浜高島屋で開催していた「川瀬巴水展」を見ながら、当時横浜で暮らしていた長男家族の家まで一泊で出かけることができた。一泊と言っても一般家庭には泊まれないのでホテルでの宿泊だったけれど、新幹線に乗り、在来線にも乗り、バスにも乗ることができた。そのために、2月には20センチほどの段差の上り下りを訪問リハビリの訓練に組み入れてもらい、随分と頑張った。

その後しばらくはやり遂げた感が強くて、どこかに行きたいとか、何かをしたいという気が持てなかったけれど、それでも9月には岐阜県美術館まで「熊谷守一展」を観に行った。

遡って、年末年始にかけてと5月のゴールデンウィーク、8月のお盆には長男家族が帰省し、楽しいひと時を過ごすことができた。

 

4月には風呂場とトイレで水漏れがした。だけど、これは兄の助けもあって、自分で何とか修理した。

夏から秋には大きな台風がいくつか来たけれど、我家では被害はなかった。

10月には長男の第2子がちょっと大変な病気に罹り入院した。だけど、心臓に後遺症を残すこともなく回復したので一安心した。ただ今も経過観察中ではあるけれど。

11月には長男がアメリカに転勤になり、月末には家族そろって渡米した。今までだって年に3回ぐらいしか会えなかったのだけれど、外国に行ってしまったということだけでなんだかものすごく寂しかった。まあ2年という期間限定なのだけど。

12月になるとエアコンが2台壊れた。1台は買い替えることにし、もう1台は基盤の交換をしてもらった。トータルでかなりの出費だった。思わぬ出費に緊縮財政措置をとることにした。

エアコンだけではなく、パソコンも壊れた。このことは最近書いたので省略する。

 

こうしてざざ~と書いてみると、孫のことを除けば、概ね穏やかに暮らせたのだと思う。孫も経過観察が必要だとはいえ、回復したことには違いないのだから良しとすることができるし。

 

あと1時間足らずで今年が終わり、新しい年になる。

さてさて来年はどんな年になるのだろう・・・

大きな病気をせずに暮らせることができれば、今はそれだけで十分な気がしている。

「どうか、いい年でありますように・・・」と願いながら、2014年にお別れしよう。