えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

風邪をひいてしまった

4年ぶりに夫婦そろって風邪をひいてしまった。

夫が倒れてからというもの、十分な睡眠をとるように心がけ、バランスのいい食生活にも気を配り、今の時期には保温にも努めていたのだけれど、それのいくつかが止むを得ない事情で欠けた途端のことだった。

まあ、夫が倒れる前までは勤めていたこともあり、毎年1度は酷い風邪をひいていたのだから4年間もよくひかずに過ごせたものだとは思っているけれど。

 

始まりは夫から。

12日の月曜日。ものすごく寒い日だった。

前日に排便がなかった夫はデイケアで排泄が間に合わなかったらしく、ズボンを汚してしまったようだ。お風呂の前だったというのでたぶん10時前。施設に着いてすぐだったと思われる。

デイケアでは入浴をしてもらっているので、いくら朝着替えたばかりでも下着の着替えだけは持参している。だけどこの時季、上着やズボンの着替えは持っていかないのだ。なので、職員の方が施設にあるズボンを貸してくださった。誤解を恐れずに言ってしまえば、それがペンペラでいかにも夏物のようなズボン。いくら暖房が効いていても見るからに寒そうな代物だった。もちろん、汚れをきれいに落としてくださり、予備の中からMサイズではない夫が穿けそうなズボンを探し出し、着替えさせてくださったのだから感謝こそすれ文句を言おうと思っているわけではない。(連絡をしてくれれば何をおいても施設までズボンを届けたのにという思いはあるけれど)

夫がいつも穿いているズボンは裏起毛の温かいもこもこのズボンなのだ。家ではそのうえ同じような温かい素材のひざ掛けもかけている。それで暖房の効いた部屋で過ごしていても就寝時には足を触るとものすごく冷たくなっているのだ。帰宅した時点ですぐに自分のズボンに穿き替えたけれど、やっぱり寒かったのだろう、その晩から鼻水が出始めた。

それだけではなく、その前後の日には珍しい訪問者があり、いつものようにお昼寝をしなかった。その上、夜の就寝時間も遅かったのだ。

ほんとうはウィルスなんてどこにもいるのだから、風邪をひいてしまった原因など定かではないのだ。ただ私が何かのせいにしたいだけで。

 

夫は木曜日ぐらいまで透明な鼻水が流れるように出ていた。そして、金曜日ぐらいから少し良くなり始めた。その頃から今度は声が嗄れはじめ、今日あたり10日たってやっと回復したような気がしている。まだ鼻水は完全にはよくなっていないけれど。

 

私は木曜日ぐらいから鼻水が出始め、月曜日には咳も出始めた。その咳が出始めると止まらなくて結構つらい。自己診断では肺まで達しているわけではなさそうで、気管支のあたりでウィルスと戦っているな気がしている。

それでこのところ、夫がデイケアの日も最低限のことだけして、あとは何をする気にもならず、とにかくだらだらと過ごしていた。

 

二人とも熱が出ることはなかったので大したことはないのだけれど、それでもやっぱり風邪は辛い。

 

知らないうちに庭ではロウバイが咲いていた。

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明日は夫がデイケアの日。

体調がもう少し良くなっていたら、ロウバイがきれいに咲いているだろうお寺か公園にでも行ってみようと思う。

そんな気になり始めたということは、きっとだいぶ良くなったということなのだろう。きっとそうだ。咳は続いているけれどよくなったのだ。