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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

車の維持管理は大変なこと

アメリカに転勤になった長男から家財道具のほかに車も預かっている。

渡米する前に売却する予定だったけれど、見積もりがかなり安かったようで売却するのをやめたという。

その車、実はフランス車なのだ。国産車ならば年数や走行距離からみてももう少し高く売れただろうけれど、外車なので安かったのだと思う。それなら帰国後新たに車を購入するよりそのまま持っていた方がいいということになったらしい。で、預かってほしいと頼まれたというわけだ。その車、諸事情あって私の名義だ。だから私に頼んだのだと思う。

 

夫が倒れる前、私たちはそれぞれが車を所有していた。私の勤務地まで行くには車ならラッシュでなければ20分ぐらい(朝のラッシュ時には4、50分かかるけれど)で行けるのだけれど、公共交通機関を使うと待ち時間を含めなくても1時間以上かかってしまうからだ。だけど、夫が自営業を始めてからは万年貧乏暮し。だから二人ともかなり古い車に乗っていた。

で、子どもたちが大学を卒業し、借り入れていた奨学金以外の教育資金の返済を終えてから、私はちまちまと車の購入資金を貯め始めた。60歳になったら新車を2台購入する予定を立てて。そして65歳まで働き、その後は1台にし、70歳になったら免許を返納するつもりだった。

 

計画通り、私は60歳の3月に車を2台買った。

決して高級車ではなく、国産の省エネ大衆車だった。それでも新車が納入されて以来、夫はうれしくてたまらないようだった。しかし、その半年後に脳出血で倒れ、車を運転できない体になってしまったのだ。

だけど、その時はまだ購入して半年しか経っていない車を処分できないでいた。とはいえ、私一人で2台も必要はない。

 

当時、長男家族は名古屋に転勤して2年目だった。大学時代からずっと東京暮らしだった長男は車を必要とせず、持っていなかった。名古屋も交通網は発達しているので車がなくても特に不便を感じることはないのだけれど、郊外の住宅地での生活は車があればより便利には暮らせそうだった。住んでいたコートハウス風の住まいには駐車場もあったし、ゲスト用の駐車場も完備しているぐらいだったから。それより何より、何かあった時の帰省時に役に立つ。公共交通機関を使って帰省することを思えば半分以下の時間で帰省できるのだから。で、夫の車を使うかどうか聞いてみた。すると、使うと言うのであげるつもりで使ってもらうことにした。ただ名義は諸事情のためそのままにして。

 

それから1年ぐらい経った頃、嫁が孫を保育園に送って行った帰り、右折のため交差点内で停車中に追突されてしまった。幸い、軽いむち打ち症状はあったけれど、他に怪我はなく、その後も心配したけれど後遺症が残ることなく回復した。だけど、車の方はもう乗れる状態ではなかったようだ。

任意保険には新車特約というのが付いていた。それは新たに車を購入するなら私が購入した時の金額が下りるというものだ。で、息子からその金額に追加して自分たちの好きな車を購入してもいいかと聞かれた。もとよりあげたつもりの車であるし、今後私が乗る予定もない。だから「もちろん好きにしていい」と返事をした。それで購入したのがフランス車なのだ。私なら燃費が悪く修理費が高い外国の車など絶対に買うことはないけれど、乗ってみたいと思うのなら反対する必要もない。それに反対したことで気持ちを引きずってもらっても困るから。

 

車を預かって2か月半が経つ。

私が車を使うのはほとんど月・木の夫がデイケアに出かける日だけだ。自分の車でさえバッテリーが上がらないかと心配するぐらいの走行距離なのに、預かった車のことを考えるとちょっと気が重かった。だけど何でも依頼するわけではない長男の頼みとあらば基本的には断るつもりはない。なので気持ちよく預かることにしたのだ。

だけど、私の車とはワイパーと方向指示器の位置が逆でサイドブレーキの扱い方が違うフランス車にはできることなら乗りたくなかった。それでも今までに給油と車検に出すためには乗ったけれど。それでバッテリーがあがってしまわないよう夫がデイケアの日には帰宅時間のまえにエンジンをかけ、車の中で帰宅を待つようにした。

それなのに先週の月曜日、エンジンをかけようとしたけれどかからないのだ。だけどもう夫が帰ってくる時間。どうしようもないのでその日はそのまま様子を見た。で、木曜日まで待ち、夫がデイケアに出かけるとすぐにエンジンをかけてみた。一旦バッテリーが上がればかかるわけはない。仕方がないのでロードサービスに電話し、来てもらうことにした。結果はやっぱり過放電バッテリーとのこと。始動するには最低でも12Vは必要だけれど、それが11.7Vだった。ロードサービスの応急作業はすぐに済み、その時充電するには1時間ぐらいエンジンをかけておく必要があると言われた。それで、エンジンをかけたまま車を離れるわけにもいかず、充電のため一人で1時間ぐらいのドライブに出かけることにした。まあ、気分が沈んでしまったけれど、すぐにバッテリーを交換することがなかったから良しとして。

 

息子たちが帰国するまであと1年9か月半。

 バッテリーの寿命は通常2年から3年ぐらいだと言われている。帰国前に交換を余儀なくされるかもしれないけれど、なるべく交換の時期は伸ばしておきたいと思う。

バッテリーが上がらないようにするには、エンジンをかけておくだけでは充電効率が悪いらしく、走行した方がいいそうだ。とはいえ、私には車に乗らなければならないような用事はそうそうない。

息子は「かかった費用はもちろん、ガソリン代も支払うからね」と言ってくれている。だけど、ドライブで使ったガソリン代まで請求するわけにはいかない。

台所を節約し、ハイオクガソリンをばらまいて、夫がデイケアに行っている間の自由時間を使って、これからもあてのないドライブをしなくてはならないのかもしれない。「なんて親バカなんだろう・・・」と思うけれど。

とにかくあと1年9か月半。2台の車の維持管理は 大変で持て余してしまうけれど、預かった以上は一生懸命頑張ってみるしかないのだ。

さあ、明日も夫がデイケアに出かけたら充電ドライブに行くぞ!!