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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

自己嫌悪に陥りそうだけれど

私はクラス会や同窓会というものに出席したことがない。

なぜか、と聞かれても困るけれど、一言でいえば好きではないから。たぶん、出席したとしても、行ってよかったとは思えないだろう。それに親しかった人たちとは年賀状だけのお付き合いになった人もいるけれど、今でもそれなりにお付き合いがあるし。大金を出してまで出席する価値が見いだせないのかもしれない。まあ、要するに人付き合いが悪いのだ。

 

私の卒業した看護学校は何年も前に廃校になった。卒業後、何年目かに短大になり、今は大学の医学部看護学科として看護教育は続いている。

廃校になってからもしばらくは毎年同窓会は開かれていた。だけど、卒業生の高齢化などにより同窓会もなくなった。それまでは同窓会の後、名古屋でクラス会を行っていたけれど、最近では現地集合の1泊旅行を兼ね、全国各地で行われるようになった。

今年も2月のうちに、5月に鎌倉で開催するという案内が届いた。

案内が届くとすぐに返信はがきを投函している。近況欄には仕事をしていたころには看護のこと、今は当たり障りのないことだけを書いて。もちろん欠席で。そして、返信はがきを出してしまうと、もうクラス会のことは忘れてしまう。

 

この間、看護学校の同級生から電話があった。

彼女と私は中学も高校も同じ学校。看護学校の1年生の時には寮の部屋まで同じだった。看護学校の寮は自治寮だったので、1年生から3年生までの120人ぐらいがくじ引きをし、自分たちで部屋割をするのだ。それにもかかわらず同じ部屋になったのだ。私たちの部屋は一番大きな部屋で35畳。そこに、彼女と私、先輩を合わせて7人が暮らした。

それでも、彼女とは親しくなれなかった。どこかに一緒に行った記憶もなければ、ほとんど話すこともなかったような。悪気はないけれど、あっけらかんとした明るい彼女の話すことは、他人の気持ちを想像することに欠けているように感じていたからかもしれない。

そして今は、看護学校時代に付き合っていた他校の歯学部の学生だった人と結婚し、山口県で暮らしている。

 

彼女から電話があった時、私は家にいた。でも、夫のことでちょうど手が離せず、電話に出ることができなかった。我家は迷惑電話防止の意味と、手が離せないことが多いため、常に留守番電話にしてある。留守番電話にしてあると、切ってしまう人が多いけれど、彼女は録音時間いっぱいにメッセージを入れてあった。

「元気ですか」に始まり、クラス会に欠席で残念だということ、時々帰省していること、5月のクラス会の時にも帰省すること、毎年10月には必ず帰省していること、帰省した時にゆっくり会って話したい・・・など等、相変わらず明るくて元気な声でメッセージが入っていた。

 

看護学校を卒業して44年。私は彼女に1度も会ったことがない。年賀状のやり取りもない。それが去年のクラス会の後にも電話があったのだ。その時は不在で、やはりメッセージが入っていた。

クラス会の後には幹事さんがみんなの近況をコピーして送ってくれる。それには住所も電話番号も携帯電話の番号も書いてある。私は携帯の番号まで書いたことはないけれど。

でも、私は電話が大の苦手。だから電話はできないのだ。

それで、去年はハガキを出した。クラス会の近況には当たり障りのないことしか書かないけれど、夫のことも書いた。それは夫も中学の同級生で知り合いでもあるからだ。

 

今年は電話を掛けようかと思った。だけど、やっぱり無理だった。それで今年もハガキを出すことにした。

 

公園ではさくらは終わってしまったけれど、今は藤がみごとに咲いている。

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昨日の朝、ゴミ出しに行くと公園の生け垣にアケビが絡み付き、花を咲かせていた。

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今まで気づかなかっただけなのかもしれないけれど、この場所でアケビを見るのは初めてのこと。鳥の贈り物だろうか・・・

あんまりかわいいものだから写真を撮ってきた。

私は絵が描けないから、花や鳥の写真を撮っては絵はがきを作るのが好きだ。で、写真用の光沢ハガキ、絹目調のハガキ用紙、マット仕上げのハガキに印刷し、絵はがきを作ってみた。どれがいいのかはその時々によって違うけれど、今回は絹目調が一番良かった。

 

去年は夫の描いたはがき絵を使って手紙を書いた。だけど今年は私の写真ハガキで出すことにした。今の近況に加え「うまく描けない者と、うまく撮れない者が二人で仲良く楽しんでいます」と書き、今日ポストに投函してきた。もちろん「帰省した時に時間が合えば会いましょう」とも書いて。会いたいかと聞かれれば答えに窮するかもしれないけれど・・・

こういうことを書くと、自分がホントにイヤな人間に思え、自己嫌悪に陥りそうだ。

せっかく会いたいと言ってくれているのにほんとにいやな人間だ。