えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

遊んでくれる人がいる幸せ

今月1日のこと。友人は激しいめまいと嘔吐に襲われ、緊急入院した。

友人は息子さん夫婦と同居しているけれど、2人とも仕事に出かけた後だった。

受診しようと思っても激しいめまいと嘔吐では立つこともできない。それで自分で救急車を要請したそうだ。そして入院となった。

 

入院当日、「(こういうわけで)映画に行けなくなってしまったの。ごめんね」とメールがあった。映画というのはよんばばさん主催の自主映画会「スーパーローカルヒーロー」のこと。

 友人は私より11歳年上。私も高齢者の仲間入りしたのだけれど、友人は後期高齢者と言われる年齢だ。「めまいと嘔吐ならたぶん悪い病気ではないだろう」と思ってはいたけれど、それでも年齢が年齢なのでやっぱり心配だった。

 

脳のMRIやら諸々の検査を行った結果、良性のめまい(たぶん良性発作性頭位性めまい)と診断され、4日の午前中に退院が決まった。そして「もう元気モリモリですから、また遊んで下さーい」とメールが届いた。実際には遊んでもらうのは私の方なんだけれど。

 

それで今日、会う約束をした。友人と会うのはもう1か月ぶりぐらいになる。

 

11時30分ごろ、友人の家に行き、まずはランチに出かけた。

友人とのランチは歩いて行けるラーメン屋さんかそば屋さん。車で5分もかからない所にあるおすし屋さんに行くことが多い。もちろん、たまには遠出することもあるけれど。

で、今日はおすし屋さんのランチにした。写真はないけれど、握りずし10貫と茶碗蒸し、赤出汁、デザートが付いて税込1050円。消費税が8%になっても変わらず1050円のままだ。ネタもすしごはんの味も悪くない。私たちにとっては十分満足なランチなのだ。

 

ランチの後は友人の家で毎度のおしゃべりを楽しんだ。

「どうしてそんなにしゃべれるのかしら」と思うほど、次から次へと話が弾み、あっという間に14時30分になっていた。

 

私は帰る時間を14時30分と決めている。夫がデイケアから帰宅するのは16時30分ごろだから時間がないわけではない。だけど、夫が帰宅前に買い物をし、夕食の準備も済ませておきたいのだ。帰宅したらすぐに夕食を食べられるようにしたいから。だから14時30分なのだ。まあ、16時に家に着いていれば大丈夫なのだけれど。

 

おしゃべりしている時、友人は今回の入院中に行った採血が今までで一番いい結果だったと言った。血液一般、肝機能、腎機能、中性脂肪コレステロール等など、 どれもがすべて正常範囲だったそうだ。

 

友人はうれしくなるほど元気だった。これならまだまだ一緒に遊べそうだ。

 

遊んでくれる人がいるということはなんて幸せなことだろう。

久しぶりに友人に会い、おしゃべりしながらしみじみとそんなことを思っていた。