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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

脳に刺激を

夫のデイケアを週2回から3回に増やしたのは5月のこと。それ以後、二人で外出する機会はめっきり減った。

夫はデイケアを3回に増やしたことで「外に出たい」という欲求が薄れたのか、疲れて出かけたいと思わなくなったのか分からないけれど、出かけたいと言わなくなった。そして私も誘わなくなった。私は元来出不精である上に今は猛暑であることが加わってのことだ。

 

今の夫は「外に行きたい」と意思表示はできても、自分で情報収集し「〇〇に行きたい」と言うことはない(できない)。私が新聞やテレビやネットを見て「〇〇に行かない?」と誘えば首を縦や横に振って返事をするけれど、黙っていれば家の中でCDを聴いたり、新聞や本を読んで過ごしている。他にすることもなく、テレビを観ることもほとんどない。だから私が意識的に刺激を与えるようにしないと1日中ボーとしている。

 

そんな毎日を過ごしていると、少々暑くても「どこかに誘ったほうがいいかな・・・」と思い始める。でも、この猛暑。それにトイレが・・・と思うと、やっぱり誘えない。

 

そんな時、宅急便が届いた。

見ると、25年以上前に夫が設計管理をさせていただいたお施主さんから。未だに盆暮れには必ずお届け物が届くのだ。夫が倒れてからやんわりとお断りしようとしたのだけれど、その時うれしい言葉をいただいたので強くお願いすることはやめてしまった。

 

今年贈って下さったのは「三大産地素麺 つゆ詰合せ」

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いただきものをした時は夫の出番だ。

今日は外出には誘わず、絵手紙を描いてもらうことにした。

 

倒れてから野菜と花以外を描くのは初めてのこと。なので以前描いた素麺の絵手紙をパソコンからプリントアウトしてみた。そして器を準備した。

 

これが夫が倒れる前に描いたお礼状。

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義母が姪から素麺をいただいた時のもの。そんな時は義母に代っていつも夫がお礼状を書いていた。

昔の絵手紙を見ながら「このころお母さんはまだ元気だったね」と、夫に義母の思い出話しをしてみた。

 

そして、器はこれ。

 つゆは入れたけれど素麺はイメージで描いてもらうことにした。

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 何枚か描いたけれど、なかなか思うように描けないみたいだった。

そんな時、私はいつもレイチャールズをかけテンションを上げてみるのだ。

 

そして何とか3枚完成。

絵もそうだけど字は難しい。だけど絵手紙には字がないとね。

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 明日は右側の絵手紙を使ってお礼状を出す予定。

上手に描けなくなってからも、描けるようになったこと自体を喜んでくれるから。だからこれからも贈って下さる時にはありがたく頂くことにして、夫にはお礼状を描いてもらうつもりだ。夫にとって、描くことは脳にとってとてもいい刺激になると思うし、私たちの励みにもなるのだから。小池邦夫さんの言葉じゃないけれど、下手でいいのだ。下手がいいとは思わないけれど。

 

窓から庭を眺めると、庭では金柑が花をつけていた。

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かわいい花だ。

暑い最中、わざわざ外に出なくても窓から花を眺めるだけでも十分刺激になるかしら。

まあこれはおまけみたいなものだけれど・・・