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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

何でもリハビリ

今日は久しぶりに夫の先輩が来てくれた。

夫が倒れる前、庭で野菜作りを楽しんでいる夫の姿に刺激を受け、市民農園を借りて野菜作りを始めた方だ。

 

何年か前にはその農園の様子をはがきにスケッチして送ってくれた。去年は写真に撮り、それをコピーして持ってきてくれた。

そして今日は写真をタブレットに入れ「ここにスイカが植えてあって、ここにはイチゴが見えるでしょ。このところ仕事が忙しく農園に行かなかったら草が こんな状態になってね。草を取ったらその中に冬瓜が5つもできていた・・・」と言いながら、夫にタブレットを見せてくれた。

そして、我が家にもおすそ分けで持ってきてくれたのだ。 

 

いただいた冬瓜と唐辛子。

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冬瓜はへたのところまで15、6㎝と小ぶり。どうも小さい種類のようだ。

年寄りにはいいサイズだけれど、これでも2回は楽しめそうだ。

 

先輩は、草取りの話とか、そのあと大根とニンジンの種を蒔いた話とか、来年は何を植えるとか、野菜作りの話をひとしきりして帰られた。

夫は時折「おー! おー! おー!!」と声を出し、終始にこやかな笑顔で先輩の話に頷いていた。

私は、話すことができなくなってしまった夫にも関わらず、普通の人と何ら変わらないように接してくれる先輩に何時もながら胸が熱くなってくるのを感じていた。今では私もずっとそばにいるのだけれど、一言も話せない夫に向けて話してくれるのだから。

 

いただきもののお礼をその場で伝えたとしても、お礼状を出すことにしている。

夫に絵手紙を描く機会を与えてもらったと思い、リハビリにつなげるのだ。

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唐辛子は難易度が高そうなので、今日は冬瓜の絵だけを描くことにした。

夕方から描き始めたのだけれど、私が「私の分も描いて!」とか、「〇〇(次男の名前)にも出したい!」とか言うものだから、これ以外にも何枚か描いてくれた。

 

作者が同じなのでどれも変わらないのだけれど、先輩には下の段の一番右のはがきで出す予定。次男には上の段のどちらかで。

 

失語症は悲しいものだ。話せないだけではなく、字もすっかり書けなくなってしまった。退院したばかりのころは自分の名前が書けたこともあったのだから、私が怠慢だったのかもしれない。小学1年生の国語から一緒に勉強を始めようと思いながらも未だにやらずにいるのだから。でもまあ、これからでも遅くはないか・・・

 

絵を描くのも、話しかけるのも、何でもリハビリだ。

何かをいただいた時には楽しく絵を描き、字も練習し、焦らず、気長に、諦めず、これからも少しづつ頑張ってみよう。