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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

人との別れはさみしすぎる

今日は今年最後の訪問リハビリだった。

担当理学療法士はSさん。実はSさんとも今日が最後だった。

1月からは同じ医療法人の他院へ移動になり、短時間のデイケアに従事することになるそうだ。

 

夫が訪問リハビリを受け始めたのは4年9か月前のこと。脳出血のため右半身不随になった夫は6か月間の入院を経て、退院と同時に週3回訪問リハビリに来ていただくことになった。

当時、火曜日はYさん、金曜日と土曜日がSさんで、リハビリ計画を立ててくれるメインの受け持ちはSさんだった。YさんSさんは男性で、おそらく30代。Yさんは結婚されていて小さな女の子のお父さん。そしてSさんは独身だった。

 

2年ほど経った時、土曜日はSさんから女性の理学療法士N1さんに変わり、3人の理学療法士さんが担当してくれることになった。

 

その後、N1さんから男性の理学療法士N2さんに変わり、またN1さんに戻ったり、N1さんが金曜日に変わり、Sさんが土曜日に変わったり、N1さんが結婚されO1さんに名前が変わったり、またまたO1さんから同じく女性の理学療法士O2さんへと変わった。

ややこしくなったけれど、今までに来てくださった理学療法士さんはYさん、Sさん、O1さん(旧姓N1さん)、N2さん、O2さんの4人で、今月までは火曜日はYさん、金曜日はO2さん、土曜日はSさんだった。

 

Sさんは5、6年ほど前には今度移動する医院で医療保険を対象にした通院リハに従事していたそうだ。で、訪問を希望され医療法人の母体となる病院に移動が決まり訪問に従事するようになった。だから今回はまた古巣に戻るのだ。

 

Sさんが夫の受け持ちになって4年9か月。

初めはストレッチというか、関節可動域訓練がメインだった夫に四点杖をつかった歩行訓練を始めてくれた。その歩行訓練も徐々に距離を延ばし、義弟の事務所に入りたいという私の希望を聞き、5センチほどの段差訓練を取り入れてくれた。一昨年には当時横浜に住む長男家族の家に行くために20㎝ほどの段差訓練も取り入れてくれた。その後は玄関の上がり框を四点杖で上り下りする訓練も始めてくれた。もちろん、四点杖を使っても全介助だけれど。

他にも、装具や室内用の靴を履く訓練も始めたり、夏にせめてシャワー浴をしたいという私にどんなシャワーチェアーがいいのか、どうすれば安全にシャワー浴ができるのかを一緒に考えてくれた。

Sさんが旅行に行ったあとには夫が好きそうな写真をスマホで見せてくれ、その画面を夫にも触らせてくれたりもした。

おかげで、今はリハビリの時にしかしないし時間もかかるけれど装具を自分で着けることができる。そして靴も履ける。玄関の上がり框も私の介助で上り下りすることができる。タブレットも完ぺきではないけれど、一人でかなり楽しめるようにもなった。

 

訪問リハビリを開始した当初は週2回、その後は週1回、仕事とはいえ我家に来てリハビリをしてくれた。その間、夫のことばかりではなく私のことも考えてくれたり、旅行の話しをはじめいろんな話をした。それこそ息子たちよりずっと身近な存在だったような気がしている。

 

3月は別れの季節だと言われるけれど、12月も別れの季節なのかも知れない。

今日は最後のリハビリを終えた後、こみ上げそうになる気持ちを抑え、何とかお礼の言葉を述べることができた。

 

1月からはメインの受け持ちはYさんに、土曜日はO1さんに変わる。リハビリにおいてはものすごく信頼しているYさんが受け持ちになり、土曜日はこの間まで担当してくれていたO1さんが来てくれるのだから心配はないのだけれど、それでもやっぱり今日はとってもさみしいのだ。

 

会うは別れの始めだともいわれるけれど、この年で、しかもこの環境で人と別れるのは本当にさみしいことだ。だってもう一生会えないかもしれないのだから。

 

Sさん、これからも夫と二人でリハビリ頑張るからね。4年と9か月のあいだほんとうにありがとう。感謝しています。Sさんもどうぞお元気で!!

Sさんがこのブログを目にすることはないと思うけれど、どうしても感謝の言葉を残しておきたかった。